Ayaneoは、部品価格の高騰の影響を受けWindows搭載携帯ゲーム機「Ayaneo Next 2」の販売を一時停止すると発表

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期待を集めていた次世代Windows携帯ゲーム機が、出荷を待たずして姿を消す。Ayaneoはクラウドファンディングで資金調達を進めていた新モデル「Next 2」の販売を一時停止すると発表した。理由は、ストレージ価格の異常な高騰だ。

先月ようやく予約受付を開始し、今年6月に出荷を控えていたNext 2。メーカー側は発売前からストレージ価格の高止まりを認識しつつも、薄利や若干の赤字を覚悟でプロジェクトを強行していた。

しかし、旧正月休暇明けに状況は一変する。

フラッシュメモリなどのストレージ部品価格が急上昇し、総生産コストが販売価格をあっさりと逆転。当初想定していた原価のほぼ2倍に達するという異常事態に見舞われたのだ。これ以上の価格転嫁はユーザーの反発を招くとして、苦渋の決断で販売の一時停止に踏み切った格好だ。

なお、発表前に注文を済ませた支援者には予定通り製品が出荷される。長期的なアフターサービスに向けた部品在庫も確保しているという点は、せめてもの救いだろう。

今回の事態は、単なる一メーカーの計画頓挫にとどまらない。携帯ゲーム機市場全体を覆う、深刻なサプライチェーン問題の露呈だ。

競合のRetroidも数週間前、発売からわずか5ヶ月のAndroid機「Retroid Pocket G2」の生産中止を発表。さらに「Pocket 6」上位モデルの販売打ち切りや、既存モデルの値上げにも踏み切っている。ストレージ価格の高騰が、新興ハードウェアメーカーの体力を容赦なく削り取っている現状が浮き彫りになった。

Ayaneoは価格が妥当な水準まで下がれば販売再開を「検討する」としているが、市場の見通しは極めて不透明だ。どうしても同社の端末を求めるユーザーには、4月末出荷予定の「Konkr Fit」(999ドル〜)という代替の選択肢が残されてはいる。

部品コストの乱高下が続く限り、野心的なハードウェアが世に出るハードルは上がり続ける。我々消費者はしばらくの間、魅力的な新製品が「買えない」あるいは「高すぎて手が出ない」という厳しい現実と向き合うことになる。

Source:Ayaneo

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この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

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