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マイクロソフトが、これまでの伝統を打ち破る「クラウドゲーミング特化型」の新型コントローラーを準備している。流出した内部資料によれば、Wi-Fi 6とBluetooth 5.3を標準搭載し、低遅延なゲーム体験をハードウェアレベルで追求する姿勢が鮮明になった。
流出した資料で目を引くのは、その内部スペックだ。Realtek製の通信モデムと、1.2GHz駆動のDual Cortex-A7 CPUを内蔵するという、もはや入力機器の枠を超えた贅沢な設計。なぜここまでの処理能力が必要なのか。答えはクラウドへの直接接続にある。これまでのXboxコントローラーはコンソール機やPCを介した接続が前提だったが、新型はコントローラー自体がWi-Fiでサーバーへ直結する仕組みだろう。Google Stadiaがかつて挑んだ、通信遅延を極限まで削ぎ落とすアプローチを、マイクロソフトが正攻法で上書きしにきた格好だ。

外観も一新される。左右非対称のスティック配置こそ継承されているが、ショートストロークのトリガーや凹型の方向キーを採用。全体的にサイズを抑えた形状は、スマートフォンのクリップ装着や持ち運びを強く意識したものと推測できる。従来の重厚な据え置き用から、機動力重視のデバイスへの明確な転換。ブラックとホワイトの2色展開が予定されている点も、現行ラインナップとの親和性を保ちつつ、新たなエコシステムの核に据えようとする意図が透けて見える。
単なるアクセサリの更新ではない。Xboxというプラットフォームを箱から解放し、あらゆるスクリーンをゲーム機に変えるためのラストワンマイル。このコントローラーの登場は、サブスクリプション型サービスであるXbox Game Passの普及を加速させる強力なエンジンになるはずだ。正式発表の場がどこになるのか、その価格設定とともに市場の注目が集まる。
Source:Tecnoblog

