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スマートフォン市場の低価格帯で、再び強烈なスペック競争が始まった。
Realmeがインド市場向けに正式発表した「Realme P4 Lite 5G」。約2万円というエントリー価格帯ながら、7,000mAhという規格外のバッテリー容量と、144Hz駆動のディスプレイを詰め込んだ野心作だ。
実はこの端末、先日リリースされたRealme C83の事実上のリブランドモデル。背面にモザイク模様をあしらい、モザイクグリーンとブルーの2色展開で装いを新たにしている。

目を引くのは、その極端とも言えるハードウェア構成。
SoCにはMediaTek Dimensity 6300を採用。6.8インチの大画面は144Hzの高リフレッシュレートに対応し、最大輝度は900nitsを確保。さらに5,300平方ミリメートルという広大なベイパーチャンバー(冷却機構)まで備える。ここに7,000mAhの大容量バッテリーを組み合わせることで、長時間のゲームプレイを力技で支える設計思想。バイパス給電やリバースチャージへの対応も、ヘビーユーザーのツボを的確に突いている。
だが、コストのしわ寄せもまた明確。
最大のネックは充電速度。7,000mAhもの容量を抱えながら、有線充電はわずか15W。満充電までには相当な忍耐が要求される。また、ディスプレイ解像度は1570×720のHD+クラス。144Hzの滑らかさと引き換えに、高精細さを手放した格好だ。カメラも1300万画素のメインに詳細不明のサブという最小限の装備。徹底した「選択と集中」の跡。
競合との比較において、ソフトウェアの寿命も懸念材料として浮かび上がる。
同価格帯で先行するSamsung Galaxy M17eは、本機より安価でありながら驚異の6年間ソフトウェアサポートを約束。対するRealme P4 Lite 5Gは、OSアップデートがAndroid 18までの2回、セキュリティパッチが3年止まり。長期的な運用を考える層にとっては、Samsungの提案力に分がある。
価格は4GBメモリと64GBストレージの基本構成で12,999ルピー(約140ドル)。上位の6GB/128GB版(microSD対応)でも15,999ルピー(約171ドル)に収まる。3月25日から現地で販売開始となる。
Source:Realme

