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Androidタブレットは単なる巨大なスマホから、真にノートPCを代替する存在へと明確な進化を遂げた。SamsungがGalaxy Tab S11 Ultra向けに発表した「Pro Keyboard」は、その決定的な転換点となるアクセサリだ。
14.6インチの巨大なAMOLEDディスプレイに、最新鋭のMediaTek Dimensity 9400+を搭載。一部のノートPCすら凌駕するスペックを持つGalaxy Tab S11 Ultraだが、これまではその圧倒的なパワーを活かしきれる入力環境に課題があった。
今回登場したPro Keyboardは、このフラッグシップモデルを完全なクラムシェル型ノートPCへと変貌させる。
操作の要となるマルチタッチトラックパッドは、前モデルにあたるTab S10 Ultra用キーボードから14.6%も大型化。さらに、デスクトップライクなUIを即座に呼び出す専用のDeXボタンを搭載し、Windows環境に近い自在なウィンドウ操作を実現した。


F1からF3キーには任意のアプリを割り当て可能で、好みのAIチャットボットへ一瞬でアクセスできる専用のAIボタンも備える。徹底して実用性を追求した設計だ。
接続は本体背面の金属ピンを介するため、Bluetoothのペアリングやキーボード自体の充電といった煩わしさは一切ない。無段階調整が可能なヒンジにより、膝の上でもデスクでも最適なタイピングアングルを維持できる。
一方で、見過ごせないのがその重量。キーボード単体で約636gあり、タブレット本体と組み合わせた総重量は1.33kgに達する。これは一般的な14インチクラスのモバイルノートPCを上回る重さだ。
韓国市場での販売価格は495,000ウォン。海外展開の詳細は未定だが、決して手軽な投資ではない。
軽快なタブレットに重厚なキーボードを組み合わせ、極限のPCライク環境を構築する。AppleのiPad ProとMagic Keyboardが切り拓いた、この高価格・高重量な「2in1」の極致に、Samsungも真っ向から勝負を挑んできた。
高価で重量級ではあるが、Androidエコシステムの中で最高峰の生産性を求めるユーザーにとって、この組み合わせは間違いなく現時点での最適解。モバイルOSベースのDeX環境が、従来のWindows PCの牙城をどこまで崩せるか!?いや、無理でしょう…
Source:Samsung Korea

