記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓
コンパクトタブレット市場が、かつてないほどの熱を帯びている。
今年上半期、OppoとOnePlusが最新のSnapdragon 8シリーズを搭載した小型タブレットを相次いで投入する。単なる大画面の廉価版ではない。妥協なきハイスペック機による熾烈な覇権争いが、今まさに幕を開けた。
昨年のXiaomi「Redmi K Pad」やRedMagic「Astra」の登場で再燃した小型タブレットの需要。今年はその第2幕となる。


最大の注目は、来月中国で発表予定のOppo製タブレットだ。心臓部にはフラッグシップ級のSnapdragon 8 Elite Gen 5を採用。さらに有機ELディスプレイの搭載が有力視されている。圧倒的な処理性能と美しい描画を、片手で扱えるサイズに凝縮する意欲作。
一方のOnePlusは「OnePlus Pad Mini」という仮称で準備を進めている。こちらはやや価格を抑え、Snapdragon 8 Gen 5を採用するとの見方が強い。
Oppoがプレミアム路線を突き進み、OnePlusがコストパフォーマンスで面をとる。同じグループ内でターゲットを明確に切り分け、市場全体を制圧しようとする強かな戦略が見え隠れする。
もちろん競合も黙ってはいない。Xiaomiは後継機のRedmi K Pad 2を、RedMagicもゲーミングに特化したGaming Tablet 5 Proを同時期にぶつけてくる。ちなみにRedMagicの新型は、グローバル市場ではAstra 2という名称で展開される見込みだ。
かつて8インチクラスのタブレットは、性能面で妥協を強いられることが多かった。しかしスマートフォンの大型化と重量化が限界に近づく中、手軽に持ち運べて画面も大きいという絶妙なサイズ感が見直されている。
そこに最新のハイエンドチップが搭載される意味は大きい。動画視聴や電子書籍だけでなく、負荷の重い最新3Dゲームすら快適に動作する。サブ機ではなく、メインのエンタメ端末として十分に成立する。

