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サムスンがついに本気を出した。韓国メディアETNewsの報道によれば、次期コンセプトモデル「Galaxy Wide Fold」の初期生産量を約100万台に設定し、サプライヤーとの共有を済ませたという。
これは単なるラインナップの追加ではない。秋に登場が噂される「折りたたみiPhone」を正面から迎え撃つための、戦略的な防衛線の構築だ。
これまでサムスンは、折りたたみスマホを「一部のギーク向け」というニッチな枠に留めてきた側面がある。しかし、100万台という強気な初期ロットは、このカテゴリーを販売の主軸へと引き上げる明確な意思表示に他ならない。
注目すべきは、その特異なフォルムだ。Wide Foldは展開時に4:3のアスペクト比を持つ7.6インチのOLEDを備える。この「横長」の体験こそが、Appleが折りたたみiPhoneで採用すると目される形状と合致するのだ。タブレットに近い操作感を実現するこの比率は、情報の視認性やマルチタスクにおいて、従来の縦長なFoldシリーズとは一線を画す利便性をもたらす。

戦略の転換も鮮明だ。これまでの特別モデルは、メインラインナップとの競合を避けるために発売時期を数ヶ月遅らせるのが常だった。だが今回は違う。Wide Foldは「Galaxy Z Fold 8」や「Flip 8」と同時に、第3四半期のUnpackedイベントで華々しくデビューする見通しだ。
Appleが1000万台規模の圧倒的な物量で市場を塗り替えに来る前に、先行して「4:3の折りたたみ」という市場を支配しようという焦りにも似た執念を感じる。
製造面においても、昨年の3つ折りプロトタイプ(TriFold)に比べれば量産化のハードルは低い。市場の反応次第でさらなる増産に踏み切る構えを見せており、サムスンの年間出荷枚数は昨年の600万台を大きく上回る可能性が出てきた。
独自の進化を続けてきたGalaxyが、ついにAppleと同じ土俵での真っ向勝負を選んだ。100万台という数字は、実験的なフェーズが終わり、本当の覇権争いが始まったことを示唆している。2026年、スマホの形状を巡る決戦は、かつてない熱を帯びることになる。
Exclusive:
— Ice Universe (@UniverseIce) January 27, 2026
Samsung plans an initial run of 1 million Galaxy Wide Fold units to take on the iPhone Fold head on
Korean outlet ETNews reports that Samsung is planning an initial production volume of roughly 1 million units for its upcoming “Wide Fold” concept device and has…

