Galaxy S26 UltraはiPhone超えの2400万画素か!?それともただの◯◯◯か…

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スマホのカメラ性能が上がるたび、私たちはある種の呪縛に囚われてきました。

2億画素という、もはや壁一面に印刷しても余りあるほどの巨大な数字。

あるいは、SNSにアップすれば一瞬で圧縮されて消えてしまう、1200万画素という控えめな日常。

極端すぎる二択を迫られ続けてきたAndroidユーザー、とりわけGalaxyファンにとって、2026年はひとつの答えが提示される年になりそうです。

信頼できるリーカー、Ice Universe氏がもたらした最新の情報によれば、次期フラッグシップであるGalaxy S26 Ultraには、ついに2400万画素(24MP)という待望の選択肢が標準カメラアプリに実装されます。

これは、AppleがiPhone 15 Pro以降で先行して導入し、写真のクオリティを劇的に引き上げた魔法の解像度への、Samsungなりの回答に他なりません。

しかし、手放しで喜ぶにはまだ早い。

そこにはSamsungらしいこだわりと、私たちが覚悟しなければならない、ある大きな代償が隠されていました。

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2億画素という看板の裏で私たちが失っていたもの

これまで、Galaxyのカメラ体験はどこか歪でした。背面に誇らしげに刻印された200MPの文字。

そのポテンシャルをフルに発揮しようと思えば、シャッターを切るたびに数秒の硬直を強いられ、1枚で50MBを超えるような巨大なファイルがストレージを食いつぶす。

一方で、私たちが普段使っている標準モードは、センサーの情報を間引いて合成した1200万画素に過ぎません。どれだけセンサーが進化しても、最終的な出口が1200万画素である限り、ディテールの表現には限界がありました。

特に遠くの風景や、人の肌の質感。

拡大したときに感じる「塗りつぶされたような不自然さ」に、ため息をついたことは一度や二度ではないはずです。

多くのユーザーが求めていたのは、2億画素という極論ではなく、日常的に使える範囲での画質向上でした。iPhoneが15シリーズで2400万画素をデフォルトに設定したとき、その差は残酷なほど浮き彫りになりました。

データ量は1200万画素とさほど変わらないのに、解像感は明らかに一段上。ハイライトは飛ばず、シャドウは潰れない。Samsungはこの中庸の美を、これまでExpert RAWという、ごく一部のマニア向けの別アプリの中に閉じ込めてきました。

しかし、ついにその扉が開かれます。

Galaxy S26シリーズがもたらす新しい写真の基準

今回のアップデートの核心は、Expert RAWを起動することなく、通常のカメラアプリの設定から2400万画素を選べるようになる点にあります。

これは単に数字が増えるだけの話ではありません。センサーが捉えた膨大な情報を、より高度なアルゴリズムで2400万画素に凝縮するプロセスが導入されます。

期待されるメリットを整理しました。

  1. 解像感の劇的な向上1200万画素では潰れていた細かいテクスチャが再現されます。
  2. ダイナミックレンジの拡大明るい部分と暗い部分の階調がより豊かになります。
  3. 不自然なシャープネスの抑制Samsung特有の「加工感」が抑えられ、自然な描写に近づきます。
  4. ストレージ効率の維持200MPほど容量を圧迫せず、かつ高画質を両立します。

さらに重要なのは、この2400万画素モードが写真モードだけでなく、ポートレートモードでも利用可能になるという点です。

背景をぼかして被写体を際立たせるポートレート撮影において、解像度の向上は髪の毛一本一本の切り出し精度に直結します。

これまでのGalaxyで見られた、耳の縁や髪の毛が背景に溶けてしまうようなミスが、この高解像度化によって改善される可能性は極めて高いと言えるでしょう。

2400万画素の恩恵を受けるための隠された条件

ただし、ここからがSamsungらしい、少し癖のあるポイントです。

Appleのように「最初から全員に2400万画素を強制する」のではなく、Samsungはこれをオプションとして位置づけています。

そして、この機能を有効にするためには、標準設定ではなくCamera Assistantという拡張アプリを介してロックを解除する必要があるようです。

なぜ、これほど便利な機能をデフォルトにしないのか。

その理由は、テストモデルで発覚した「3秒の壁」にあります。

現在のテスト段階において、2400万画素モードでシャッターを切ると、保存までに約3秒のラグが発生すると報告されています。スマホカメラにおける3秒は、永遠に近い時間です。子供の笑顔、ペットの不意な動き、街角で出会った決定的な瞬間。

それらを次々と連写したい場面において、この待ち時間は致命的な欠陥になりかねません。

Samsungがこれを標準設定にせず、わざわざ隠しコマンドのような形で実装しようとしているのは、この処理速度の問題を解決しきれていないからでしょう。

私たちは、画質を取るか、スピードを取るか。

究極の二択を、2026年になってもまだ突きつけられることになります。

S26 UltraとS25以前を分かつ非情な境界線

ここで、現在S24 UltraやS25 Ultraを使っているユーザーにとって、少し耳の痛い話をしなければなりません。

実は、Galaxy S26 Ultraに搭載される200MPセンサーは、ハードウェアのスペックだけで言えば、先代のS25 UltraやS24 Ultraと大きく変わらないと予測されています。

つまり、理屈の上では今のモデルでも2400万画素モードを動かせるはずなのです。しかし、Samsungはこの機能をS26世代限定の目玉として囲い込む方針のようです。

最新のリーク情報に基づき、S26 Ultraと現行モデルの構成を比較しました。

項目Galaxy S26 Ultra(予測)Galaxy S25 Ultra
メイン広角200MP (f/1.4)200MP (f/1.7)
超広角50MP50MP
望遠 (3x)12MP10MP
望遠 (5x)50MP50MP
メモリ速度10.7Gbps8.5Gbps
本体厚み7.9mm8.2mm

表を見て分かる通り、メインセンサーの絞り値がf/1.4へと進化し、より多くの光を取り込めるようになっています。

さらに、メモリ(RAM)の転送速度が劇的に向上しています。

Samsungの言い分としては、この高速なメモリと最新チップのパワーがあってこそ、2400万画素の複雑な処理が可能になるということなのでしょう。

たとえ同じ2億画素センサーを積んでいたとしても、古いモデルはソフトウェア・アップデートの対象外とされる可能性が濃厚です。

これは、iPhone 14 Pro以前のモデルが、iPhone 15と同じセンサー画素数を持ちながら2400万画素モードを享受できなかった歴史の再現でもあります。

なぜ私たちは高画質を素直に喜べないのか

ここで少し、情報の裏側を深掘りしてみましょう。

多くのメディアは「SamsungがiPhoneに追い付いた」と書き立てるはずです。しかし、私はこのアップデートに、Samsungの焦りと迷走を感じてなりません。

そもそも、2億画素なんていう巨大なセンサーを積みながら、いまだに保存に3秒かかる2400万画素モードしか提供できないこと自体、スマホの進化としてはいびつです。

Appleが数年前に軽々と超えていった壁のふもとで、Samsungはまだ足踏みをしているようにも見えます。Samsungにとって、200MPはもはやブランディングの一部であり、引くに引けない聖域です。

しかし、実用性を重視すれば12MPか24MPが正解であることは、他ならぬ彼ら自身が一番よく分かっているはず。

今回、あえて24MPをオプションとして追加したのは、自らが築き上げた200MPというブランドを壊さず、かつiPhoneユーザーに流出していく不満層を繋ぎ止めるための、精一杯の妥協案なのではないでしょうか。

私たちは2億画素の凄さを語るカタログスペックに踊らされながら、実際には3秒待って撮る2400万画素を有難がって使うことになる。

この矛盾を、あなたはどう受け止めるでしょうか。

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この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

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