最近、スマホを持っていて「重いな」と感じることはありませんか?
特にProシリーズを使っていると、寝転がって動画を見ている時に顔に落ちてきそうになったり、小指が痛くなったり。私たちは高機能と引き換えに、快適さを少しずつ手放してきました。
「次は折りたたみスマホかな」
そうぼんやり考えているあなたに、少し意外で、でもワクワクするニュースが飛び込んできました。
実は、Appleが開発中と噂される「iPhone Fold」の技術が、なんと普通のiPhone、それも極薄モデルと言われる「iPhone Air 2」を救うかもしれないのです。
これまでのリーク情報だと「折りたたみこそが未来」という風潮でしたが、今回の情報はちょっと違います。折りたたみの技術を逆輸入して、ストレート型のiPhoneを究極まで進化させるというシナリオです。
2027年と少し先の話にはなりますが、今スマホの買い替えを迷っている人にとっては、この「待つべき理由」を知っているかどうかで、数年後の満足度が大きく変わるはずです。
今回は、最新のリーク情報をもとに、iPhone Air 2がどう化けるのか、そして私たちはそれを待つべきなのか、専門用語をできるだけ噛み砕いてお話しします。
Source:THEELEC
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iPhone Air 2とiPhone Foldをつなぐ「CoE」という魔法

まず、今回話題になっている技術について触れておきましょう。
専門用語で「Color Filter on Encap(CoE)」と呼ばれている技術です。名前を覚える必要はありません。「ダイエット技術」とでも思ってください。
従来のディスプレイには、光を整えるための「偏光板」というプラスチックの層が入っています。これがあるせいで、画面が少し厚くなり、光の透過率も下がっていました。つまり、画面を明るくしようとすると、その分バッテリーを食っていたわけです。
CoE技術は、この偏光板を取りっ払い、別の方法で光を制御します。
これによって何が起きるか? 答えはシンプルです。
画面が薄くなり、透過率が上がる。
つまり、今までと同じバッテリー量でも画面がより明るくなり、逆に言えば、同じ明るさならバッテリーが驚くほど持つようになるのです。
もともとこの技術は、構造上どうしても厚みが出てしまう「折りたたみiPhone(iPhone Fold)」を薄くするために検討されていました。しかし、Appleはどうやらこう考えたようです。
「これ、iPhone Airに使ったら最強の薄型スマホができるんじゃないか?」
2025年に最初のiPhone Airが出ると噂されていますが、2027年の「iPhone Air 2」では、このCoE技術によって、薄いのに電池が持つという、私たちが長年夢見てきたスマホが完成する可能性があります。
なぜ2027年なのか?見えてきたAppleのロードマップ
「そんなにいい技術なら、来年のiPhoneに入れてよ」
そう思いますよね。私も思います。でも、ここには大人の事情と技術的なハードルがあるようです。
報道によると、スケジュールは以下のようになっています。

どうやら、まずは折りたたみモデルで最新技術を導入し、その生産ラインが安定してから、量産モデルであるAirシリーズに展開するという流れのようです。
サムスンディスプレイやLGディスプレイといった供給元も、この新技術のために工場の準備を進めているという情報があります。
特にLGはまだ生産ラインを持っていないそうなので、実際に私たちの手元に届く数(生産能力)を確保するには、やはり2027年頃というのが現実的なラインなのでしょう。
また、毎年「Air」が出るとは限らないという情報もあります。iPhone SEのように、数年に一度、技術が成熟したタイミングで「Air」が更新される。そう考えると、2025年の次は2027年というのも辻褄が合います。
私たちが抱える「買い替えの不安」への処方箋

さて、ここで一番の問題です。
「で、私はいつ買い替えればいいの?」
今のiPhoneのバッテリーがヘタってきている人にとって、2027年はあまりにも遠い未来です。鬼が笑うどころか、バッテリーが膨張して笑えない状況になるかもしれません。
ここからは、私の個人的な見解も含めたアドバイスです。
もしあなたが、今のスマホの「重さ」や「厚み」に心底うんざりしているなら、2025年の初代iPhone Airを待つのはアリです。たとえ最新のCoE技術がなくても、形状が変わるだけで生活の質は変わります。
しかし、もしあなたが「完璧なバランス」を求めているなら話は別です。
薄いスマホはカッコいいですが、物理的にバッテリーを積むスペースが減るため、電池持ちが悪くなりがちです。そのジレンマを解消するのが、今回紹介したCoE技術です。
つまり、「薄いのに一日中バッテリーが持つ」という理想郷に到達するのは、2027年のiPhone Air 2になる可能性が高いのです。
今、無理をして高いProモデルを買う必要があるでしょうか? もし今の機種でなんとか凌げるなら、バッテリー交換だけして延命し、この「ディスプレイ革命」を待つというのも、賢い選択肢の一つだと私は思います。
まだ見ぬ「Air」に想いを馳せて
正直なところ、こういうリーク情報を見ていると、Appleが何を目指しているのかが見えてきます。
これまでは「カメラの性能」や「チップの速さ」ばかりが注目されていました。
でも、多くのユーザーが本当に求めているのは、8K動画が撮れるカメラではなく、「ポケットに入れたことを忘れるくらいの軽さ」や「充電器を持ち歩かなくていい安心感」なのではないでしょうか。
iPhone Foldのために開発された技術が、巡り巡って普通のiPhone(Air)を救う。
この展開は、ちょっとしたドラマのようです。
折りたたみスマホが「変化球」だとしたら、iPhone Air 2は、誰もが待ち望んだ「直球ど真ん中」のストレートになるかもしれません。


