【悲報】Xiaomi Poco F8やPoco X8は廃止の可能性?X8 Pro Maxへの名称変更説とXiaomiの狙いを深掘りしてみた

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「今年もそろそろPocoの季節か」なんて悠長に構えていた私たちの横っ面を、Xiaomiは11月の段階でひっぱたいてきました。Poco F8 ProとUltraが異例の早さでリリースされたからです。

「じゃあ、一番手頃な無印のPoco F8はいつ出るの?」

誰もがそう思っていました。しかし、海外のXiaomi情報サイト「Xiaomi Time」が投下した爆弾は、あまりにも予想外なものでした。「そもそも、Poco F8は存在しないかもしれない」というのです。

これまでの常識が通じなくなってきた2025年のXiaomiスマホ事情。一体何が起きているのか、リーク情報を整理しながら、私たちが次に選ぶべき端末のヒントを探っていきましょう。

Source:Xiaomi Time

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Poco F8とX8が「段階的に廃止」されるという衝撃

リークの核心はシンプルかつ残酷です。Xiaomiは、これまでラインナップの中核を担っていた「標準モデル(無印)」をリストラしようとしているようなのです。

具体的には、以下の2つのモデルが姿を消す可能性があります。 Poco F8(無印)とPoco X8(無印)

これまでPoco Fシリーズといえば、初代F1から続く「フラッグシップキラー」の代名詞でした。最高クラスのチップセットを積みながら、カメラや外装のコストを削ることで驚異的な安さを実現する。そのバランス感覚が最も優れていたのが、ProでもUltraでもない「無印」だったのです。

それが無くなるとはどういうことか? Xiaomi Timeの報道によると、ラインナップは「Pro」と「Ultra」、そして後述する「Pro Max」といった上位機種に集約されるとのこと。つまり、エントリーからミドルレンジの選択肢が、意図的に狭められようとしているのです。

突如現れた「X8 Pro Max」という長い名前の正体

無印を消して、Xiaomiは何を売るつもりなのか。ここで登場するのが、思わず「長いわ!」とツッコミを入れたくなる新名称、「Poco X8 Pro Max」です。

情報の出所であるIMEIデータベース(端末識別番号のリスト)の分析によると、Xiaomiは現在「Redmi Turbo 5 Pro Max」という端末を開発中とのこと。そして、これがグローバル市場向けにリブランドされる際、Poco F8ではなく「Poco X8 Pro Max」という名前になるというのです。

ややこしいので整理しましょう。

・従来の予想:Redmi Turbo 5 Pro = Poco F7(またはF8)

・最新の噂:Redmi Turbo 5 Pro Max = Poco X8 Pro Max

「F」シリーズの無印が消え、代わりに「X」シリーズの「Pro Max」がその穴を埋める。 もしこれが事実なら、Xiaomi内でのブランドヒエラルキーが完全に再構築されていることになります。

かつては F > X という明確な上下関係がありましたが、Xシリーズに「Pro Max」なんていう強そうな名前が付くことで、両者の境界線は曖昧になりそうです。

なぜXiaomiは「無印」を殺そうとするのか?

この変更が事実だとしたら、その背景には何があるのでしょうか?

一つ考えられるのは「ラインナップの整理」という名目の値上げです。 「無印」という安価な選択肢をなくし、すべてのモデルに「Pro」や「Max」と付けることで、プレミアム感を演出する。

結果として、ベース価格を引き上げる戦略かもしれません。最近のスマホ市場全体に見られる「高価格化」の波に、Pocoも飲み込まれようとしているのでしょうか。

ただ、希望はまだ捨てきれません。 今回の情報はあくまでIMEIデータベースに基づいた推測です。XiaomiにとってPoco Fシリーズの無印は、ブランドの顔とも言える存在。それをあっさりと捨て去るのは、あまりにもリスクが高いように思えます。

実際、過去にも「発売されない」と噂されながら、しれっと登場した機種は山ほどあります。データベースに名前がない=開発していない、とは限りません。Xiaomiがサプライズ好きであることを忘れてはいけません。

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この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

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