Motorola Edge 70 Ultraのカメラとディスプレイの情報がリーク!144Hz廃止は本当?

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スマートフォンの進化って、時々「そっちに行くの?」という意外な方向転換を見せることがありますよね。モトローラの新しいフラッグシップ、「Motorola Edge 70 Ultra」のリーク情報を見て、まさにそんな感覚に襲われました。

前モデルのEdge 50 Ultraが2024年に登場した時、その洗練されたデザインに心惹かれたガジェット好きも多かったはず。

しかし、今回飛び込んできた後継機「Edge 70 Ultra」の情報は、単なるスペックアップだけではない、ある種の「原点回帰」とも取れる変化を含んでいました。

特にディスプレイ周りの仕様変更は、これまでの「Edge」シリーズのアイデンティティを考えると、少し首を傾げたくなるような、でも実用を考えると「正解」かもしれない、そんな絶妙なラインを攻めてきています。

今回は、リークされたばかりの情報を基に、この謎多き次世代機が一体何を目指しているのか、前モデルとの比較を交えながら、少し深掘りしてみたいと思います。

Source:GSMArena

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ディスプレイの変化は進化か、それとも?

まず一番に目が止まったのは、ディスプレイに関する情報です。リークによると、Edge 70 Ultraは6.7インチの「フラット」OLEDパネルを採用するとのこと。「Edge」という名前がついているのに、エッジ(曲面)ディスプレイをやめるかもしれないというのは、なんとも皮肉な話です。

しかも、解像度は1.5K、リフレッシュレートは120Hzになると予想されています。ここで「あれ?」と思った方は鋭い。実は前作のEdge 50 Ultraは144Hzだったんです。数字だけで見れば、これは明らかなスペックダウン。最新のハイエンド機でリフレッシュレートが下がるなんて、最近の競争激化しているスマホ界隈では珍しい現象です。

ただ、冷静になって自分のスマホの使い方を振り返ってみると、144Hzと120Hzの違いを肉眼で明確に見分けられる瞬間って、そうそうありません。むしろ、曲面ディスプレイの誤タッチにイライラするよりは、フラットで使いやすい方が良いという「実利」を取ったのかもしれません。

GoogleのPixelシリーズもそうでしたが、最近は「曲面からフラットへ」という回帰がトレンドになりつつありますから、モトローラもその流れに乗ったのでしょう。

カメラと心臓部は順当な強化、でも望遠は?

背面のカメラモジュールに目を向けると、ここでも興味深い数字の変化があります。メイン、超広角、そしてペリスコープ望遠の全てに50MPのセンサーが搭載されるそうです。前作では望遠が64MPだったので、ここでも画素数は下がっています。

でも、カメラの画質=画素数ではないことは、もう皆さんもご存知の通り。むしろ3つのレンズ全ての画素数を50MPで統一することで、レンズを切り替えた時の色味や解像感のバラつきを抑えようという意図を感じます。使い勝手としては、こちらの方が洗練されているかもしれません。

そして、スマホの頭脳となるSoCには、Qualcommの最新鋭「Snapdragon 8 Gen 5」が搭載される見込みです。これは文句なしの進化ですね。Geekbenchでもその存在が確認されており、Android 16と16GBのRAMという組み合わせは、重たいゲームもサクサクこなすモンスターマシンであることを約束してくれています。

「Signature」という新しい名前の噂

さらに面白いのが、この機種が「Motorola Signature」という名前で発売されるかもしれないという噂です。「Ultra」を超えて「Signature(署名・特徴)」へ。

もしこれが本当なら、単なるスペック競争から降りて、ブランドとしての質感や体験を重視するフェーズに入ったことを示唆しているように思えます。カラーバリエーションもブラック、グリーン、ブロンズと、渋めの大人なラインナップですしね。

Motorola Edge 70 Ultra(仮)は、私たちに「スペック表の数字が高いことだけが正義なのか?」という問いを投げかけているような気がします。

リフレッシュレートの低下や、画素数の数値上のダウン。一見すると「退化」に見えるこれらの要素が、実はバッテリー持ちの向上や、カメラの使い勝手の良さ、あるいはフラット画面による操作性の向上といった「体験の質」を高めるための意図的な選択だとしたら。

それは、モトローラがこれまでの「とにかく盛る」競争から一歩抜け出し、ユーザーが本当に求めている「ちょうどいい最高峰」を作ろうとしている証拠なのかもしれません。

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この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

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