Nubia Flip3が日本先行発表される!Galaxy Z Flip7を先取り?「4インチ外画面」搭載でコスパ界隈を震撼させるミッドレンジの正体とは【2025年1月発売】

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「折りたたみスマホは高い、壊れやすい、贅沢品」。

そんな固定概念を、かつてNubia Flipが399ユーロ(約6万円台)という衝撃価格でぶち壊したのを覚えているでしょうか。あの時の興奮は、ガジェット好きの私にとって「変化の始まり」を感じさせる出来事でした。

そして今、Nubiaがまたやってくれました。日本国内で先行発表されたシリーズ第3弾、「Nubia Flip3」。

驚くべきは、まだ世に出ていない「Galaxy Z Flip7」を彷彿とさせるデザインと、ミッドレンジとは思えない4.0インチの巨大サブスクリーンを引っ提げてきたこと。正直、スペック表を見た瞬間に「これは価格設定さえ間違えなければ、覇権を取るのでは?」と、久々に予測が裏切られる心地よい感覚を覚えました。

今回は、来月発売予定のこの注目機種について、速報スペックと「買い」の判断基準を、私個人の主観を交えながら深掘りしていきます。

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Nubia Flip3のスペック詳細と進化点

まずは、今回発表されたNubia Flip3の基本スペックを整理します。先代、そしてライバル機と比較してどこが変わったのか、数字の裏側を見ていきましょう。

項目Nubia Flip3 (今回発表)備考・進化点
メイン画面6.9インチ FHD+ OLED (120Hz)一般的なハイエンドと同等のサイズ感
サブ画面4.0インチ驚異の大型化。モトローラ上位機に肉薄
SoC (CPU)MediaTek Dimensity 7400X7300Xの上位版。省電力と性能のバランス型
RAM / ROM6GB / 最大256GBRAM6GBは少し控えめだがミッドレンジ相応
カメラメイン50MP + 超広角12MP必要十分な構成
インカメラ32MP自撮り需要にもしっかり対応
バッテリー4,610mAh折りたたみとしては大容量の部類
防水防塵IP54生活防水レベル。水没は厳禁

Dimensity 7400Xの実力とは?

今回搭載される「Dimensity 7400X」は、Flip2に搭載されていた7300Xの正当進化版です。

ハイエンドのSnapdragon 8シリーズのように「原神を最高画質でバリバリ動かす」チップではありません。しかし、日常使い、SNS、動画視聴、そしてマルチタスクにおいて、熱を持ちにくくバッテリー持ちが良いという特性が期待できます。

「最高性能はいらないけれど、カクつくのは絶対に嫌だ」という、現代の大多数のユーザーが求めている「ちょうどいい」ラインを正確に突いてきています。

ここが今回の最大のトピックです。4.0インチといえば、数年前のiPhone SE(初代)の画面全体と同じサイズです。

閉じたままでPayPayの支払いはもちろん、メッセージの返信、マップの確認まで完結してしまうサイズ感。これをミッドレンジ帯で実現してきたことに、Nubiaの本気度、あるいは狂気を感じます。

Galaxy Z Flip7風とは何か

記事のタイトルにもある「Galaxy Z Flip7風」という表現。これは非常に興味深いポイントです。

現在市場にあるのはFlip6まで。つまり、Nubiaは来たるべき次世代のトレンドを先読みし、デザインに落とし込んできた可能性があります。

具体的には、ベゼルの狭小化やヒンジの薄型化、そして何より背面いっぱいに広がるサブディスプレイの没入感でしょう。

これまでの「安価な折りたたみ」は、サブ画面を小さく丸くすることでコストを削ってきました(初代Nubia Flipがまさにそうでした)。しかし、Flip3はその妥協を捨て去っています。

「外見はハイエンド、中身は堅実なミッドレンジ」。

これは、高級車のような見た目の軽自動車を作るようなもので、日本のマーケット、特に「見栄え」と「実用性」の両方を気にする層には深く刺さるコンセプトだと言えます。

Nubia Flip3はいくらになる?

ここが一番の懸念点であり、楽しみな点です。

初代Nubia Flip:399ユーロ(激安の衝撃)

Nubia Flip2:699ユーロ(急な高級路線へのシフトでファンが困惑)

この流れを受けてのFlip3です。

スペックを見る限り、完全に初代のような激安路線に戻ることは難しいでしょう。しかし、Flip2で離れてしまったユーザーを取り戻すためには、699ユーロ(約11万円前後)のままでは勝負になりません。

私の予想、そして願望を含めたラインは「500ユーロ〜550ユーロ前後(日本円で8万円台〜9万円台)」です。

もしこの価格帯で、4.0インチ画面と120Hz有機ELを搭載した折りたたみスマホが手に入るとすれば、それは「価格破壊」の再来と言えます。

Nubia Flip3がおすすめな人、そうでない人

ここまでの情報を基に、この端末が「刺さる」ユーザー像を明確にします。

おすすめな人

  • 「タテパ(タイムパフォーマンス)」重視の人:閉じたまま通知確認や簡易操作を済ませたい。
  • 人と同じスマホを持ちたくない人:電車の中で開く動作だけで、周囲の視線が変わる感覚を楽しめる。
  • 最新技術には触れたいがお金はセーブしたい人:20万円近いGalaxyやPixel Foldには手が出ないが、折りたたみの利便性は享受したい。

おすすめしない人

  • 重い3Dゲームがメインの人:RAM 6GBとDimensity 7400Xでは力不足を感じる場面があるはずです。
  • お風呂でスマホを使いたい人:IP54はあくまで「防滴」です。水没リスクは常にあります。

ミッドレンジの「逆襲」が始まる

Nubia Flip3の発表を見て感じたのは、折りたたみスマートフォンが「特権階級のガジェット」から「選択肢の一つ」へと完全にフェーズ移行したという事実です。

かつて、私たちがガラケーからスマホに持ち替えた時のような、あるいは有線イヤホンから完全ワイヤレスに移行した時のような、「最初は違和感があったけれど、気づけばそれが当たり前になっている」という変化の波。Nubia Flip3は、その波を加速させる重要なピースになる予感がします。

1月中旬以降の発売が予定されていますが、この機種の実用性は、最終的には日本国内での販売価格が決めた瞬間に確定するでしょう。もしこれが「実質24円」などのキャリア施策に乗るようなことがあれば、日本のスマホシェア図が少し面白くなるかもしれません。

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