「欲しい色は、いつもWeb限定」
ガジェット好きにとって、これほどもどかしい言葉はありません。今年のGalaxy S25 Ultraでもそうでした。最高にクールな「チタニウムブラック」を手に入れるには、公式サイトでの争奪戦を勝ち抜く必要があったのですから。キャリアショップで実機を触って「これください」と言えないストレス、皆さんも経験があるのではないでしょうか。
しかし、界隈をざわつかせている最新のリーク情報によると、その常識が2026年に覆るかもしれません。サムスンの次期フラッグシップ「Galaxy S26 Ultra」では、あの憧れの「オールブラック」が一般解禁されるというのです。
「え、じゃあ誰でも買えるの?」と喜ぶのは少し早いかもしれません。実はこの変更、単なるカラーバリエーションの追加以上の意味を持っています。そして、真っ黒になることで生じる「ある視覚的なパラドックス」についても議論が巻き起こっています。
今回は、2026年2月登場予定のGalaxy S26 Ultraを取り巻く「黒」の話題を中心に、バッテリー容量の進化や、あえて今S25を買うべきかどうかの比較検討まで、深掘りしていきます。これを知らずに待つと、発売日に「思ってたのと違う」となってしまうかもしれませんよ。
This time, the Galaxy S26 Ultra black version features a black frame, not the lighter silver, so the overall visual bezel is inevitably wider.
— PhoneArt (@UniverseIce) November 27, 2025

ついに崩れる「直販限定」の壁。一般販売されるメリットとは
これまでサムスンは、もっとも所有欲を刺激するカラーを意図的にオンラインストア限定にしてきました。特にフレームから背面まで統一されたブラックモデルは、ファンの間では「至高の選択」とされてきました。
しかし、著名リーカーであるIce Universe氏の情報によると、Galaxy S26 Ultraでは、これまで特別扱いだったブラックフレームの標準ブラックモデルが、通常のラインナップとして提供される可能性が高いとのことです。
これが実現すれば、最大のメリットは「購入のハードルが劇的に下がる」ことです。
これまでは、キャリアの残価設定ローンや独自の割引プログラムを使いたい場合、色の選択肢が限られていました。「黒が欲しいけど、割引が効くシルバーで妥協する」という悲しい決断をする必要がなくなるのです。ドコモやauのショップで、あの漆黒のボディを即日持ち帰れる未来。これは、多くのユーザーにとって「待望の神対応」と言えるでしょう。

意外な落とし穴?「黒すぎてベゼルが太く見える」問題の解決策
ここで少し面白い、しかし気になる視覚効果の話をしましょう。
私たちは直感的に「黒は引き締まって見える色(収縮色)」だと思っています。だからこそ、スマホも黒にすればスタイリッシュに見えるはずだと信じて疑いません。しかし、今回のS26 Ultraに関しては、どうやらその常識が裏目に出る可能性があるようなのです。
Ice Universe氏は、フレームを黒くすることで、ディスプレイのベゼル(縁)が「必然的に」広く見えてしまうと指摘しています。
どういうことかというと、これまでの「ライトシルバー」などの明るいフレームは、黒い画面の縁とのコントラスト(明暗差)が強いため、脳が境界線をはっきりと認識し、結果的に黒い縁の部分を「狭い」と錯覚していました。
ところが、フレームも黒、ベゼルも黒となると、その境界が曖昧になり、フレームの厚みがそのままベゼルの太さとして視覚的に加算されてしまうのです。ハードウェアとしての画面サイズは変わらないのに、見た目だけが「ちょっと古臭い」印象になってしまうリスク。これが今回の「オールブラック化」に潜む皮肉な副作用です。
この問題の解決策としては、やはり実機を見てからの判断が重要になります。サムスンがどの程度の「黒の深度」で仕上げてくるかによって、この錯覚は軽減されるかもしれません。あまりに深い黒であれば、ベゼルと一体化して一枚の板のように美しく見える可能性も残されています。

5年越しの悲願。バッテリー増量とコスト削減の狭間で
デザインの話ばかりしてしまいましたが、中身についても触れておきましょう。Galaxy S26 Ultraは、実に5年ぶりにバッテリー容量が増加すると噂されています。
最近のスマホは性能アップに伴い消費電力も激しくなっていますから、これは素直に喜ぶべきニュースです。しかし、ここで一つの疑問が浮かびます。「なぜ今までやらなかったのか?」そして「その分のコストはどこで削るのか?」です。
リーク情報では、コスト削減の影響がS26 Ultraのどこかに出る可能性が示唆されています。もしそれが外装の質感や、細部の仕上げに影響するのであれば、プレミアムな「漆黒」を選んだはずが、安っぽいプラスチック感のある黒になってしまうことだってあり得ます。
S25 Ultraのチタニウムジェットブラックが高く評価されたのは、その質感の高さゆえでした。S26 Ultraで一般販売されるブラックが、それと同等のクオリティを維持できるのか。あるいは、大量生産のために質感を犠牲にするのか。ここが、今のところ最大の懸念点であり、注目ポイントです。

