「小さいスマホは正義だが、バッテリー持ちは諦めるしかない」
長らくガジェット界隈で語られてきたこの悲しい常識が、ついに過去のものになるかもしれません。Oppoの次期コンパクトフラッグシップと目される「Find X9s(仮称)」に関するリーク情報が飛び込んできました。
なんと、6.3インチという扱いやすいサイズ感でありながら、タブレット並みのバッテリーを積んでくるというのです。
これまで小型モデルといえば、どうしてもカメラやバッテリー容量が削られがちな「廉価版」の立ち位置でした。しかし、今回判明したスペックは、そうした予測を大きく裏切る「全部入り」のモンスターマシンになりそうです。
数ヶ月前倒しで登場すると噂されるこの機種が、なぜ今ネット上で「小型スマホの最適解」と騒がれているのか、その詳細を深掘りしていきます。
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課題解決の鍵はシリコンカーボン?7000mAhの衝撃
今回のリーク情報で最も衝撃的だったのは、なんといってもバッテリー容量です。著名リーカーDigital Chat Station氏によると、次期モデルには約7000mAhものバッテリーが搭載されるとのこと。これは、現行の大型フラッグシップモデルですら5000mAh前後であることを考えると、明らかに異常な数値です。
なぜ6.3インチの小さな筐体にこれほど詰め込めるのでしょうか。その秘密は「シリコンカーボンバッテリー」技術にあると推測されます。エネルギー密度を高めることで、サイズを変えずに容量を増やすこの技術が、小型スマホ特有の「電池持ちの課題」を一気に解決するブレイクスルーになりそうです。外出先でモバイルバッテリーを持ち歩く生活から解放される、まさにQOL爆上がりの端末になる予感がします。

2億画素と3倍ペリスコープでカメラも妥協なし
小型機で犠牲になりがちなもう一つの要素、それがカメラ性能です。しかし、今回のリークではメインカメラに2億画素(200MP)のSony IMX09Eセンサーを採用し、さらに3倍のペリスコープ望遠レンズ(IMX09A)まで搭載するとされています。
通常、内部スペースの狭い小型モデルでは、場所を取るペリスコープ(潜望鏡型)レンズは敬遠されがちです。それをあえて搭載し、「驚異的な超望遠性能」を実現しようとしている点に、Oppoの狂気じみた本気度を感じます。
単に画素数を上げただけでなく、遠くのものも綺麗に撮れるとなれば、重いカメラを持ち歩きたくない旅行好きのユーザーにとっても有力な選択肢になるでしょう。

頭脳にはMediaTekの未発表チップを採用か
処理性能を司るSoCには、QualcommのSnapdragonではなく、MediaTekの未発表チップ「Dimensity 9500 Plus」が採用される見込みです。最近のハイエンドAndroid市場ではSnapdragon一強の時代が続いていましたが、ここでMediaTekを採用するのはコストバランスと電力効率を狙ってのことかもしれません。
もちろん、パフォーマンス面での不安は残りますが、近年のDimensityシリーズの評価はうなぎ登りです。もしSnapdragon 8 Eliteと同等の処理能力を持ちながら、省電力性能で上回るようなことがあれば、7000mAhのバッテリーと相まって「数日間充電不要」という異次元のスタミナを実現する可能性があります。
発売時期は2026年3月〜4月に前倒しか
気になる発売時期ですが、当初の予想よりも早まる可能性が出てきました。Oppoのリリースサイクルを見ると、前モデルFind X8sは4月に発表されています。今回のFind X9シリーズの動きを見るに、中期更新版となるこのモデルも、2026年の3月下旬から4月上旬にはお披露目される公算が高いです。
同時期にはSamsungのGalaxyシリーズやXiaomiのUltraモデルなどが市場を賑わせているはずですが、あえてそこへ「小型×大容量バッテリー」という明確な強みを持ったモデルをぶつけてくる戦略でしょう。

まとめ
スマートフォンの進化はここ数年、「カメラの巨大化」と「AI機能の追加」に偏っていたように感じていました。しかし今回のOppo Find X9s(仮)のリーク情報は、私たちが潜在的に求めていた「物理的な制約の突破」を見せてくれた気がします。
6.3インチの手のひらサイズに7000mAhバッテリー。数年前なら「誤植ではないか」と疑うようなスペックですが、技術の進歩は私たちの常識を軽々と超えていきます。
「小さいスマホがいいけど、スペックは妥協したくない」というワガママな願いを、Oppoは本当に叶えてしまうのかもしれません。2026年の春、スマホ選びの基準が「画面サイズ」から「エネルギー密度」へと変わる瞬間を目撃することになりそうです。

