PS5コンの最適解?Razer Raiju V3 ProはDualSense Edgeと何が違うのか。「あえて」振動を捨てたTMRスティックとHyperTriggersのメリットを考察

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PlayStation 5のコントローラー市場において、ソニー純正の「DualSense Edge」が一つの頂点として君臨する中、Razerが新たな挑戦状を叩きつけました。その名は「Raiju V3 Pro」。

このコントローラーは、あえて純正の持つ「振動」や「アダプティブトリガー」といった没入型機能を排除し、純粋な「勝利」を追求するeスポーツ愛好家のために設計されています。DualSense Edgeとは全く異なる哲学を持つRaiju V3 Proの真価に迫ります。

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Razer Raiju V3 Proが目指したのは、DualSenseを超えること、特に競技シーンにおけるパフォーマンスの向上です。そのためにRazerが下した最大の決断は、ソニー独自のアダプティブトリガーと振動モーターの非搭載です。

これらはゲームへの没入感を高める素晴らしい機能ですが、コンマ秒を争う世界では、むしろレスポンスの妨げになる場合があるとRazerは判断しました。

その代わりに搭載されたのが、Raiju V3 Proの核となる2つの機能です。 一つは「TMRアナログスティック」。多くのプレイヤーを悩ませる「スティックドリフト」の発生を根本から断ち切り、ソニー製スティックを凌駕する高精度な反応を実現すると謳われています。

長期間にわたる過酷な使用にも耐えうる信頼性は、競技者にとって何物にも代えがたい魅力でしょう。

もう一つは「Razer HyperTriggers」です。背面の専用スライダーで、トリガーの動作を通常のアナログ入力から、マウスのクリックのような瞬時のデジタル入力に切り替えることができます。

これにより、トリガープル(引きしろ)が劇的に短縮され、シューティングゲームなどでのエイムや射撃反応速度を極限まで高めることが可能です。

さらに、アクションボタンにはゲーミングマウスに採用されるメカニカルスイッチが搭載されており、従来のメンブレン式とは一線を画す、カチッとした明確なクリックフィードバックと高速な入力を提供します。

これらの競技特化機能に加え、取り外し可能な背面パドルや、PC・スマートフォンアプリによる詳細なボタンマッピング、スティック感度のカスタマイズにも対応。接続はUSB-Cケーブルによる有線、または付属のワイヤレスUSBドングルによる低遅延の無線接続が可能です。

まとめ

Razer Raiju V3 Proは、「万人のためのコントローラー」ではなく、「勝つためのコントローラー」を求める特定の層に深く突き刺さる製品です。

振動やアダプティブトリガーによるゲーム体験の「没入感」を純正コントローラーに譲る一方で、スティックドリフトからの解放、そしてトリガーやボタンの圧倒的な「応答速度」という明確なメリットを提供します。

現在、Razer公式ストア32,980円で販売が開始されていますが、DualSense Edgeと真っ向から比較検討すべき、強力な選択肢が生まれたと言えるでしょう。

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