Anker Zolo新色登場！リコール問題を乗り越えた45W「爆速充電」モデルの実力は？2本のケーブル内蔵でタイパ重視派も納得か

ガジェット好きの間で常に注目を集めるAnkerから、またしても見逃せない新製品が登場しました。2025年初頭のリコール問題を経て、安全性と性能を大幅にアップグレードした「Anker Zolo Power Bank (20K, 45W, デュアルUSB-Cケーブル内蔵)」に、待望の新色（ブルー、ピンク）が米国で追加発売されました。

このモデルは、単なる色違いではなく、現代のデジタルライフに欠かせない「タイパ（タイムパフォーマンス）」を極限まで高める工夫が凝らされています。この記事では、リコールからの進化、驚異の45W出力、そしてケーブル内蔵の利便性まで、最新Zoloパワーバンクの全貌を徹底的に掘り下げます。

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鮮やかな新色「ブルー」「ピンク」が仲間入り

これまでブラックとホワイトの2色展開だった「Anker Zolo Power Bank (20K, 45W)」に、新たに鮮やかなブルーとポップなピンクが加わりました。ガジェットは性能が第一ですが、どうせ持ち歩くならデザインにもこだわりたいもの。この新色追加により、機能性一辺倒だったモバイルバッテリーのイメージを覆し、ファッションアイテムの一部としても選択肢が広がりました。

現在、米国のAmazonではプライム会員向けに、ブラック、ブルー、ピンクの3色が定価49.99ドルから8ドル割引の41.99ドルで提供されているようです（ホワイトは定価）。日本は‥

リコールを経て進化した「信頼性」

この製品の背景には、2024年モデル（30W、USB-C & Lightningケーブル内蔵）の自主回収という経緯があります。Ankerはバッテリーセルの潜在的な問題を理由にリコールを発表しましたが、今回の45Wモデルはその教訓を活かしたアップグレード版として位置づけられています。

ユーザーとしては安全性が最も気になるところですが、世界的なブランドであるAnkerが問題に真摯に向き合い、改善して市場に再投入したモデルである点は、一つの安心材料と言えるでしょう。

圧巻の45W出力と「4台同時」の充電力

このパワーバンク最大の魅力は、そのパワフルな充電性能です。 まず、20,000mAhという大容量。これは最新のiPhone 16を約4回もフル充電できる計算になり、数日間の旅行や出張でもバッテリー切れの心配を解消してくれます。

そして特筆すべきは、最大45Wという高出力です。これはもはやスマートフォンの急速充電（iPhone 17 Proを20分で50%）の域を超え、MacBook Airなどの薄型ノートPCにも対応できるレベルです。

さらに驚くべきは、以下の4つのポートを備え、最大4台のデバイスを同時に充電できる点です。

• 内蔵USB-Cケーブル × 2本
• USB-Cポート × 1口
• USB-Aポート × 1口

3つのUSB-C出力（内蔵ケーブル2本とポート1口）は、それぞれが最大45Wの供給能力を持っています。USB-Aポートも最大22.5Wに対応。ただし、複数台を同時に充電した場合の「合計最大出力」については、残念ながら現時点でAnkerから公式な発表はありません。

とはいえ、これだけのポート数と出力を備えていれば、日常のあらゆる充電ニーズに応えてくれるはずです。

ケーブル内蔵の利便性と「交換不可」という注意点

「ケーブルを忘れて充電できない！！」という、うっかりを解決してくれるのが、内蔵された2本のUSB-Cケーブルです。 Ankerによると、このケーブルは1万回もの屈曲試験に合格しており、耐久性にも自信を見せています。

しかし、一点だけ注意が必要です。この内蔵ケーブルは、万が一断線してしまった場合、ユーザーが自分で簡単に交換できる設計にはなっていません。耐久試験をクリアしているとはいえ、ケーブルの根元に過度な負担をかけないよう、丁寧な取り扱いが求められます。

本体は120 x 73 x 31 mm、重量約366gと、大容量・高出力モデルとしては比較的コンパクトにまとめられており、バッテリー残量がひと目でわかるシンプルなディスプレイも搭載しています。

Anker Zolo Power Bank (20K, 45W) のまとめ

リコールという苦い経験をバネに、安全性と性能を大幅に引き上げてきたAnker Zolo Power Bank (20K, 45W)。その実力は、まさに「全部入り」と呼ぶにふさわしいものです。

「爆速充電」を実現する45Wの高出力、iPhoneを4回充電できる20,000mAhの大容量、そして何よりケーブル忘れの心配がないデュアルUSB-Cケーブル内蔵という手軽さ。これらが組み合わさることで、私たちのデジタルライフにおける「充電」という行為のタイムパフォーマンスを劇的に改善してくれます。

内蔵ケーブルが交換不可という点は割り切りが必要ですが、スマートフォン、タブレット、イヤホン、さらにはPCまで、複数のガジェットを常に持ち歩く現代人にとって、「これ一つで完結する」という安心感は非常に大きな魅力です。

米国での新色発売に続き、ヨーロッパ（現在はブラックのみ）や日本での全色展開が待たれます。