いやはや、またしてもRealmeがやってくれました。ハイエンドモデル「Realme 15 Pro」の驚愕スペックに打ち震えていた矢先、今度はスタンダードモデルである「Realme 15」の詳細が公開されたのですが……これがもう、とんでもない「怪物」だったのです。
「どうせProモデルの廉価版でしょ?」なんて侮ってはいけません。もちろん、いくつかの差別化はありますが、その中身はProモデルに勝るとも劣らない、いや、ある一点においては完全に凌駕するほどのポテンシャルを秘めていました。
その象徴が、Pro同様の7,000mAhという常識外れの大容量バッテリー。もはや「スマホのバッテリーは1日でなくなるもの」という常識を、過去のものにしてしまうかもしれません。
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実はすごい!?Realme 15に関する最新情報まとめ

もはや“Pro級”じゃないか!目を疑うディスプレイ性能
まず驚かされたのが、スマートフォンの「顔」であるディスプレイです。Realme 15が搭載するのは、ただの有機EL(AMOLED)ディスプレイではありません。そのスペックを見て、思わず二度見してしまいました。
- リフレッシュレート:144Hz
- ピーク輝度:6,500nit
- タッチ応答速度:2,500Hz
ちょっと待ってください。これ、本当にスタンダードモデルのスペックですか?144Hzのリフレッシュレートは、多くのハイエンドゲーミングスマホに匹敵する滑らかさ。日常のスクロール操作はもちろん、対応ゲームではライバルに差をつける圧倒的な快適さを提供してくれるはずです。
さらに驚異的なのが6,500nitというピーク輝度。これは、真夏の炎天下でも画面がハッキリと見えることを意味し、写真や動画を本来の色で楽しむHDRコンテンツの再生においても、異次元のリアリティをもたらします。
6.8インチの大画面と相まって、その没入感はもはや「持ち運べる映画館」のレベルと言っても過言ではないでしょう。このディスプレイ性能だけでも、Realme 15を選ぶ価値は十分にあると感じさせます。
心臓部はMediaTek!Proモデル(Snapdragon)との違いは吉と出るか?

ここで、Proモデルとの明確な違いが出てきます。ProモデルがSnapdragonプロセッサを搭載するのに対し、このRealme 15が採用するのはMediaTekの「Dimensity 7300+」です。
「なんだ、やっぱりSnapdragonじゃないのか…」と肩を落とすのはまだ早いです。このDimensity 7300+は、前モデルに搭載されていたDimensity 7300の改良版と見られ、近年のMediaTek製チップの進化は目覚ましいものがあります。最新の製造プロセスによる高い電力効率と、日常使いでは十分すぎるほどの処理性能を両立していることが期待されます。
確かに、最高のグラフィック設定で3Dゲームを長時間プレイするようなヘビーゲーマーにとっては、ProモデルのSnapdragonに軍配が上がるかもしれません。しかし、SNSや動画視聴、カジュアルなゲームがメインの大多数のユーザーにとっては、その差を体感する場面は少ないでしょう。
むしろ、電力効率に優れたMediaTekチップと後述する大容量バッテリーの組み合わせは、「電池持ち」という実用面でSnapdragonを上回るメリットをもたらす可能性すらあります。これは非常に興味深い選択です。
このスマホ、電池切れするの?常識を破壊する7,000mAhバッテリー

さて、いよいよ本命の登場です。Realme 15の最大の武器、それは7,000mAhという超巨大バッテリーに他なりません。
一般的なスマートフォンが4,500mAh~5,000mAh程度であることを考えると、この容量がいかに規格外であるかがお分かりいただけるでしょう。おそらく、ライトな使い方なら3日間、ヘビーに使っても丸2日は充電を気にすることなく過ごせるレベルです。旅行や出張でモバイルバッテリーを持ち歩く習慣も、このスマホと一緒なら過去のものになるかもしれません。
さらに素晴らしいのは、これがProモデルと同じ容量であり、80Wの急速充電にも対応している点です。これだけの大容量バッテリーを、わずかな時間でフル充電できる。利便性への妥協は一切ありません。しかも、これだけのバッテリーを搭載しながら、本体の厚みはProモデルよりわずかに薄い7.66mmに抑えられているというから、その設計技術には脱帽するしかありません。
カメラはあの機種と同じ?実力派の50MPトリオ

最後にカメラ性能も見ていきましょう。Realme 15は、Proモデルとは異なる構成ながら、非常に実力派の布陣を揃えてきました。
- リア(メイン):50MP
- リア(超広角):8MP
- フロント(セルフィー):50MP
注目すべきは、メインカメラだけでなく、なんとフロントカメラにも50MPの高性能センサーを搭載してきた点です。これは、Realmeがセルフィー(自撮り)のクオリティにも本気でこだわっている証拠。高画質なビデオ通話や、細部まで美しいポートレート撮影が期待できます。
また、情報によるとこのカメラ構成は、最近発表された「OnePlus Nord 5」と全く同じとのこと。カメラ性能に定定評のあるOnePlusと同様の写りを期待できるとすれば、これはかなり嬉しいポイントです。超広角カメラが8MPなのは価格相応の部分かもしれませんが、日常のスナップ撮影には十分な性能でしょう。
【まとめ】
ここまで見てきて分かる通り、Realme 15は決して「Proの廉価版」という言葉で片付けられるようなスマートフォンではありません。これは、「バッテリーライフこそ正義」と考える全ての人々に贈る、明確なコンセプトを持った“スペシャリスト”です。
プロセッサに違いはあれど、ディスプレイやバッテリーといった、日々の使い勝手に直結する部分ではProモデルに匹敵、あるいは凌駕するほどの魅力を備えています。特に、充電のわずらわしさから解放されたいと願う多くのユーザーにとって、この7,000mAhバッテリーは、他のどんな高性能な機能よりも輝いて見えるのではないでしょうか。
あとは、この驚くべきスペックが一体いくらの価格で登場するのか。もし、これがミドルレンジの価格帯で発売されるようなことがあれば、市場に与えるインパクトは計り知れません。
ゲームも動画もSNSも、電池残量を気にすることなく一日中遊び倒したい。そんな欲張りな願いを叶えてくれる、まさに“救世主”のような一台になるのかも…しれない。
てか、Proと同様の7,000mAhバッテリーってどういうことだってばよ!
