Xiaomi(シャオミ)の快進撃が止まりません。スマートフォン市場で圧倒的なコストパフォーマンスを誇る同社が、次に狙うのはタブレット市場のようです。待望の新型Androidタブレット「Redmi Pad 2」に関する情報が、公式発表を前にヨーロッパの小売業者から次々とリークされています。
「新しいタブレットが欲しいけど、どれを選べばいいかわからない」 「高価なモデルは手が出ないけど、安かろう悪かろうは嫌だ」
そんな悩みを抱えるあなたに、Redmi Pad 2は最適な選択肢となるかもしれません。この記事では、現時点で判明しているRedmi Pad 2の驚きの価格、詳細なスペック、そして日本での発売日の可能性まで、あらゆる情報を徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたがRedmi Pad 2を買うべきかどうかの判断材料がすべて揃うはずです。
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ついにベールを脱いだ「Redmi Pad 2」発売は間近か?

Xiaomiはまだ「Redmi Pad 2」の存在を公式に認めていません。しかし、水面下では着々と準備が進んでいるようです。約2週間前に製品のレンダリング画像と仕様がリークされたのを皮切りに、ヨーロッパの複数のオンラインストアで製品ページが公開されるという異例の事態となっています。
これは、Xiaomi製品の発売前によく見られるパターンであり、正式発表が間近に迫っていることを示す強力なサインと言えるでしょう。過去の例を見ても、Redmi Padシリーズはヨーロッパだけでなく、日本を含むグローバル市場で展開されています。そのため、今回の情報も、日本のユーザーにとって決して他人事ではありません。
◆衝撃の価格設定!Wi-Fiモデルは実質3万円台前半から?
今回最も注目すべきは、その価格設定です。複数の小売店が提示している情報によると、Redmi Pad 2の価格は以下のようになると見られています。
モデル | RAM | ストレージ | 接続 | 欧州価格 | 参考日本円価格 |
---|---|---|---|---|---|
Wi-Fiモデル | 4GB | 128GB | Wi-Fi | 199ユーロ | 約36,000円 |
4Gモデル | 8GB | 256GB | 4G LTE | 299ユーロ | 約54,000円 |
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※1ユーロ=180円で換算(2025年5月時点のレートを参考にしています)
エントリーモデルとなるWi-Fiモデルは、199ユーロという驚きの価格です。日本円に換算すると約36,000円となり、11インチクラスのタブレットとしては破格の安さと言えるでしょう。動画視聴や電子書籍、ウェブブラウジングといった日常的な使い方をメインに考えているユーザーにとっては、非常に魅力的な価格です。
一方、外出先でもインターネットに接続したいユーザー向けの4Gモデルは、299ユーロ(約54,000円)となる見込みです。こちらは価格が上がるものの、RAMが8GB、ストレージが256GBへと大幅にアップグレードされている点がポイントです。複数のアプリを同時に利用したり、多くのデータを保存したりするヘビーユーザーでも満足できる構成となっています。
ただし、現時点では上記以外の構成(SKU)が存在するのかは不明です。Xiaomiのことですから、さらに多様な選択肢を用意してくる可能性も十分に考えられます。
価格以上の実力!判明したスペックを徹底解説

「安いタブレットは性能が低いのでは?」と心配になるかもしれませんが、Redmi Pad 2のスペックはその懸念を払拭するのに十分な内容です。リークされた主な仕様を見ていきましょう。
- チップセット: MediaTek Helio G100 Ultra
- 現時点では詳細不明の新しいチップセットです。「Gシリーズ」はゲーム性能を意識したミドルレンジ向けのSoCであり、その「Ultra」版となれば、日常使いはもちろん、ある程度のゲームプレイにも対応できるパフォーマンスが期待されます。
- ディスプレイ: 11インチ IPS液晶
- 解像度: 2.5K
- リフレッシュレート: 90Hz
- 最大輝度: 600nits
- 大画面の11インチディスプレイは、動画コンテンツや電子書籍を迫力満点で楽しめます。2.5Kの高解像度は精細な映像表現を可能にし、90Hzのリフレッシュレートは、スクロールや画面の切り替えを驚くほど滑らかにします。また、最大輝度600nitsは、明るい屋外でも画面の視認性を確保できるレベルであり、利用シーンを選びません。
- バッテリー: 9,000mAh
- 大容量の9,000mAhバッテリーを搭載。前モデルのRedmi Pad(8,000mAh)から大幅に増量されており、長時間の動画視聴や作業でも安心です。1日中充電を気にせずに使えるスタミナは、大きな魅力となるでしょう。
- 充電: 18W 有線充電対応
- 大容量バッテリーを効率よく充電するための18W急速充電に対応しています。
- カメラ
- 背面: 8MP(800万画素)
- 前面: 5MP(500万画素)
- タブレットのカメラとしては標準的な性能です。オンライン会議やメモ代わりの書類撮影など、日常的な用途で困ることはないでしょう。
これらのスペックを見る限り、Redmi Pad 2はエントリーモデルの価格でありながら、ミドルレンジクラスの快適な体験を提供してくれる、まさに「価格破壊」な一台となりそうです。
購入前の注意点:電源アダプタは別売りの可能性

コストパフォーマンスに優れるRedmi Pad 2ですが、一つ注意点があります。リーク情報によると、製品の箱に電源アダプタが同梱されない可能性が示唆されています。
これは近年のスマートフォンやタブレットで見られる傾向で、コスト削減や環境配慮を目的としたものです。もし本当に付属しない場合、別途18W以上の出力に対応したUSB充電器を用意する必要があります。すでに適切な充電器をお持ちの方には問題ありませんが、初めてタブレットを購入する方や、対応する充電器がない方は、追加の出費が必要になることを覚えておきましょう。
日本での発売はいつ?価格はどうなる?
現時点での情報はヨーロッパ市場に限られていますが、前述の通り、日本で発売される可能性は非常に高いと考えられます。
過去のXiaomi製品の発売スケジュールから予測すると、ヨーロッパでの発表から数ヶ月以内に日本でも正式発表されるケースが多いです。そのため、早ければ2025年の夏から秋にかけて、日本市場に登場するのではないでしょうか。
日本での販売価格については、ヨーロッパでの価格(199ユーロ〜)に消費税や輸送コストが上乗せされる形になります。単純計算では36,000円前後ですが、これまでのRedmi Padシリーズの国内価格を考慮すると、Wi-Fiモデルが3万円台後半から4万円台前半に設定される可能性が高いと予想されます。この価格帯で前述のスペックが実現すれば、日本のタブレット市場に大きなインパクトを与えることは間違いないでしょう。
まとめ

今回リークされたXiaomiの新型タブレット「Redmi Pad 2」は、多くのユーザーにとって「待っていた一台」になるポテンシャルを秘めています。
「日常使いでサクサク動く性能」と「動画や電子書籍が快適な大画面・高精細ディスプレイ」、そして「1日中使える大容量バッテリー」。これだけの要素を、おそらく日本では3万円台からという驚異的な価格で実現しようとしています。
もちろん、電源アダプタが別売りになる可能性などの注意点はありますが、それを差し引いても余りある魅力とコストパフォーマンスを持っていると言えるでしょう。4Gモデルの選択肢があるのも、利用シーンの幅を広げてくれる嬉しいポイントです。
まだ公式発表前ではありますが、これだけの情報が出てきている以上、その登場は間近のはずです。手頃な価格で高性能なタブレットを探している方は、今後のXiaomiからの正式発表を、期待して待ちましょう。
