折りたたみスマートフォン市場に激震！Huaweiが世界初の三つ折りスマホ「Mate XT Ultimate Design」をついに世界展開開始。中国での爆発的ヒットを受け、満を持してのグローバルデビューとなります。しかし、その価格はなんと約55万円！革新的な技術と驚きの価格設定、果たして消費者はこの挑戦を受け入れるのでしょうか？ちなみに日本の発売は未定です。多分されな…

Mate XT Ultimate Designの最新情報まとめ

世界初の三つ折り、その革新的なデザイン

Mate XT Ultimate Design最大の特徴は、なんといってもその独創的な三つ折りデザイン。内側にも外側にも折りたたむことができ、展開時の画面サイズは驚異の10.2インチ。タブレット並みの大画面体験をポケットサイズで実現するという、まさに夢のようなデバイスです。

スペックとパフォーマンス

心臓部にはKirin 9010プロセッサを搭載。RAMは16GB、ストレージは1TBと、圧倒的なスペックを誇ります。ただし、Kirin 9010は現行のSnapdragon 8 Eliteと比較すると数世代前のチップであることは否めません。Huaweiを取り巻く貿易制限の影響が、ここにも影を落としていると言えるでしょう。

CPU	Antutuベンチマークスコア
MediaTek Dimensity 9000+	1,098,044
HiSilicon Kirin 9020	1,088,794
MediaTek Dimensity 9000	1,054,884
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1	1,034,833
Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 2	988,574
HiSilicon Kirin 9010	973,352
Qualcomm Snapdragon 7 Gen 3	949,883
MediaTek Dimensity 8250	947,523
MediaTek Dimensity 8200	942,855
Qualcomm Snapdragon 888 Plus	861,733
MediaTek Dimensity 8100	857,844

上記のベンチマークスコアを踏まえると、Huawei Mate XT Ultimate Designに搭載されているKirin 9010は、現行のハイエンドSoCと比較してパフォーマンスが劣っていることが分かります。具体的には、MediaTek Dimensity 9000+やQualcomm Snapdragon 8 Gen 1といった最新SoCと比較すると、10万点以上のスコア差があります。

カメラ性能

カメラはPura 70 Proと同じ50MPメインセンサーを搭載。さらに12MP超広角レンズ、12MPペリスコープ望遠レンズ、8MP自撮りカメラと、充実の構成となっています。写真愛好家も納得のいく高画質を実現していることは間違いありません。

バッテリーと充電

5600mAhの大容量バッテリーを搭載し、66Wの急速有線充電と50Wのワイヤレス充電に対応。一日中安心して使えるスタミナと、急速充電による利便性を兼ね備えています。

ソフトウェア

OSにはEMUI 14.2を採用。Huawei独自のUIで、使いやすさとカスタマイズ性を両立しています。ただし、Google Mobile Serviceは非搭載のため、一部アプリの利用に制限がある点は注意が必要です。

価格と価値

そして、最も気になるのがその価格。グローバル版の価格はなんと3,499ユーロ、日本円にして約55万円！中国国内版と比べても大幅な値上げとなっており、消費者の購買意欲を削ぐ可能性も否定できません。

競争力と市場の反応

革新的なデザインと高スペックを誇るMate XT Ultimate Designですが、高価格とチップセットの世代遅れ、そしてGMS非搭載という課題も抱えています。Samsungなどの競合他社が三つ折り市場に参入した場合、その競争力は未知数と言えるでしょう。

３つ折り畳みスマホの未来

Mate XT Ultimate Designは、折りたたみスマートフォン市場における新たな可能性を示す、重要な一歩となるでしょう。しかし、高価格帯ということもあり、今後の市場の反応が注目されます。折りたたみスマホの普及には、技術革新によるコストダウンと、より洗練されたユーザーエクスペリエンスの提供が不可欠となるでしょうね。

正直、三つ折りに全振りなので、トータルで観ると価格と性能は釣り合っていないと思われます。まぁ、それは仕方ないにしても、せめて…SoCだけでもなんとかして欲しかったですね。だって55万円ですよ！