読書専用端末のスタンダードとして君臨するAmazonの「Kindle」が、ついに第12世代へとアップデートを果たす見通しとなった。独WinfutureのRoland Quandt氏により、未発表の製品レンダリング画像が一挙に流出。長年ユーザーを悩ませてきた物理的な弱点の解消と、これまでの無骨さを覆すカラー展開が明らかになった。
最大の注目点は、電源ボタンの位置変更だ。従来モデルは本体下部にボタンが配置されていたため、片手で端末を支える際に小指が触れてしまい、読書中に誤ってスリープさせてしまうトラブルが絶えなかった。今回のリーク画像では、ボタンが本体右上へと移設されている。持ち心地を損なわず、読書への没入感を削がないための着実な改良といえる。
デザイン面ではディスプレイの縁にわずかな丸みが加えられ、手になじむ一体感を強化。前面パネルにはフラットな仕様とわずかにフチが隆起した2種類の画像が確認できるが、いずれにせよ握りやすさの向上を意識した設計だ。画面サイズは取り回しの良い6インチを維持。ディスプレイ自体のコントラストや応答速度にも、ブラッシュアップが施される見込みだ。




カラーバリエーションの刷新も目を引く。定番のブラックに加え、ライトブルー、グリーン、パープルという計4色をラインナップ。電子書籍リーダー特有のガジェット感を薄め、日常に溶け込む親しみやすさを打ち出してきた。専用カバーと手厚い保証がセットになったキッズモデルも用意されており、ファミリー層の読書需要もしっかりと囲い込む戦略が透けて見える。
多機能なタブレットや大型スマートフォンが普及した現代において、あえて片手サイズの6インチにこだわり、読書体験のノイズを削ぎ落としてきたKindle。競合する楽天Koboの小型機やカラーE-Ink端末が選択肢を広げるなか、Amazonは純粋な使い勝手とカジュアルさの強化で迎え撃つ構えだ。
現時点で価格や発売日は明かされていないものの、完成度の高い公式レンダリングが出回っている状況を考えれば、正式発表は目前に迫っている。エントリークラスの読書体験をどこまで引き上げてくれるのか、Amazonからの正式なアナウンスを待ちたい。
Source:Winfuture

