記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓
サムスンが次期フラッグシップ「Galaxy S27」シリーズで、従来の製品構成を根本から覆す大きな一手を打ってきた。中国の規制当局に突如姿を現したのは、最上位「Ultra」に並ぶ未知のモデル「S27 Pro」の存在と、両機が揃って対応する60W急速充電の記録だ。
認証データベースに登録されたモデル番号は「SM-S9570」と「SM-S9580」。後者が順当にS27 Ultraを指す一方、業界の耳目を集めているのが前者の正体だ。直近のリーク情報と照らし合わせれば、これがシリーズ初となる「Pro」モデルを意味している可能性は極めて高い。
ベースモデルの25W、Plusの45W、そしてProとUltraが担う60W。無印から最上位まで、見事なまでに段階付けされた全4機種の布陣だ。サムスンが主力Sシリーズで「Pro」の冠を用いるのは初となる。長年「Pro」と「Pro Max」でプレミアム市場を巧みに囲い込んできたアップルに対し、PlusとUltraの隙間を埋める新選択肢で真っ向から勝負を挑む構図が浮かび上がる。
Samsung Galaxy S27 Pro and Galaxy S27 Ultra have received 3C certification in China.
— Anvin (@ZionsAnvin) September 5, 2026
– Galaxy S27 Pro (SM-S9570): 60W charging
– Galaxy S27 Ultra (SM-S9580): 60W charging
– Both models will be sold without a charger#GalaxyS27 #GalaxyS27Pro #GalaxyS27Ultra #Samsung https://t.co/o1N5zxFJJ5 pic.twitter.com/AJUkclY0es
ただし、スペックシートを冷静に見つめると、手放しには喜べない現実も透けて見える。対応する有線充電の60Wは、かつての45W制限から見れば着実な強化といえるものの、ライバル勢との隔たりは依然として大きい。すでに100W超えの超急速充電を平然と投入してくるOnePlusやPOCOの存在を前にすると、数字上の見劣りは否めない。充電器の同梱見送りも従来どおりで、劇的な使い勝手の進化を期待したユーザーにはやや物足りなさが残る。
それでも、異例の早さで全4モデルが当局の審査を通過した事実は重い。認証の進捗スピードを踏まえると、恒例の発表イベント「Galaxy Unpacked」が2027年1月初旬へと前倒しされる公算はかなり高まった。


