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手のひらサイズでありながら、デスクトップPC顔負けの拡張性を詰め込んだ意欲作だ。ギガバイトがスペックシートを公開したミニPC「Brix」の新モデル「GB-BRR7-450」と「GB-BRR5-430」は、AMDの最新APUを核に、最大96GBという破格のメモリ容量とUSB4による外部GPU(eGPU)接続に対応。小型PCの宿命だった「拡張性の限界」を鮮やかに打ち破ってきた。
心臓部にはAMDのGorgon Pointを採用。上位のGB-BRR7-450にはRyzen AI 7 450、下位のGB-BRR5-430にはRyzen AI 5 430を搭載する。グラフィックスはそれぞれRadeon 860M、840Mが担う構成だ。オフィスワークや動画編集のプレビュー程度なら難なくこなす一方で、単体で重量級3Dゲームを動かすには内蔵グラフィックスの荷が重い。
そこで活きてくるのが、2基搭載されたUSB4ポートによるeGPUサポートだ。マニア向けミニPCで流行りのOCuLinkポートこそ見送られたものの、大手ブランドらしい汎用性を重視し、USB4経由でのグラフィックス強化ルートを確保した。普段は省スペースな作業用PCとして静かに使い、重い描画処理が必要な場面だけ外付けGPUボックスを接続する。そんな柔軟な運用を現実的なものにしている。

足回りの強さも際立つ。DDR5のSO-DIMMスロットを2基備え、このサイズ感では異例となる最大96GBメモリに対応。仮想マシンを複数立ち上げるエンジニアや、大容量データを扱うクリエイターにとって見逃せない仕様だ。ストレージ面もPCIe Gen 4×4対応のM.2スロットを2基確保し、妥協のない高速環境を構築できる。
インターフェース類も充実している。USB4に加えてUSB 3.2 Gen 2のType-CとType-A、HDMIを2基、2.5GbE対応の有線LANポートまで網羅。最新のWi-Fi 7やBluetooth 5.4をサポートし、最大4画面出力にも対応する。
発売日や価格は現時点で未公表ながら、スペックシートがすでにオンラインで公開されている点を踏まえると、正式な市場投入は目前に迫っている。省スペース性と突き抜けた拡張性を両立した実力機として、ミニPC市場に確かなインパクトを与えそうだ。
Source:Gigabyte GB-BRR7-450、GB-BRR5-430


