記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓
携帯ゲーミングPC市場が過熱するなか、OneXPlayerが驚くべき怪物マシンを市場へ静かに放った。新モデル「Apex Air」は、最新チップ「Intel Arc G3 Extreme」と着脱式バッテリーという異色の構成を採用。1839ドルという強気のプライスと、バッテリー装着時で1kgを超えるヘビー級のボディは、手軽さを競うポータブル機の常識を真っ向から揺さぶる。
用意された構成は32GBメモリと1TB SSDを積んだ最上位仕様の1種類のみ。直販価格は1839ドルで、同じプロセッサを積むライバル「MSI Claw 8 EX AI+」(1799ドル)をわずかに上回る。ROG Ally X20やLegion Go 2といった強豪がひしめくハイエンド市場において、価格面での割安感はない。

だが、このマシンの真価は徹底した拡張性と力技の給電アプローチにある。
ストレージ周りは圧巻だ。メインの2280 PCIe M.2スロットに加え、最大2TB対応のミニSSDスロット、さらに最大2TB対応のmicroSDスロットまで完備する。大容量化が進むAAAタイトルを何本も手元に蓄えておきたいコアゲーマーには、頼もしい仕様と言える。
最大の特徴が、85Whの外付けバッテリーシステムだ。本体単体なら699gに収まるものの、約380gのバッテリーを合体させると総重量は約1079gに達する。80Whバッテリーを内蔵しながら785gに抑えたMSI Claw 8 EX AI+と比べれば、手持ちでの取り回しはお世辞にも軽快とは言えない。
しかし、予備バッテリーさえあればコンセントを探すことなく即座に長時間のプレイを再開できるメリットは絶大だ。ディスプレイは8インチの120Hz駆動で、デュアルファン冷却やWi-Fi 7、Bluetooth 5.4と足回りにも一切の妥協がない。
1kg超の重量と1800ドルを超える価格設定は、間違いなく人を選ぶ。それでも、場所を選ばず最高峰のパワーとプレイ時間を追求するヘビー層にとって、この規格外の設計は強烈な引力を持つ。Intel製チップの進化とともに、ハイエンド携帯機は「持ち運べるデスクトップ」という新たな領域へ踏み出した。
Source:OneXPlayer


