記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓
期待の超大作『GTA 6』が、発売時点では全コンソールにおいて30fps動作にとどまる可能性が浮上した。ハイエンド機であるPS5 Proへの買い替えを検討していた層にとって、この一報は購入判断を大きく揺るがす材料となる。
Rockstar Northの開発共同ディレクター、ロブ・ネルソン氏が明かした内容によると、現在の開発ビルドは30fpsをターゲットに調整が進められている。発売時やその後にフレームレートを引き上げる可能性を否定はしていないものの、現段階で60fpsの実現は最優先事項ではない様子がうかがえる。
One of the influencers Davy Jones who went to Rockstar North confirms GTAVI will be a 30fps only game on PS5 (no confirmation on the Pro) and first-person mode isn't part of the game.
— ben (@videotech) August 27, 2026
Source: https://t.co/kkCuEZJE4h pic.twitter.com/b7Mv6Uh18U
焦点となるのは、約12万円という高価格帯のPS5 Proですらフレームレートの大幅な向上が見込めない点だ。PS5 ProはGPU性能こそ大幅に引き上げられたが、CPUの強化はベースモデルからわずか1割程度にとどまる。
GTA 6のような広大なマップで、膨大な数のNPCや高度なAI、緻密な物理演算を同時にさばくのはCPUの役割だ。描画処理にどれほど余裕があろうとも、プロセッサの処理能力がボトルネックとなり、60fpsを維持できない構造的な限界に直面している。
もっとも、PS5 Proが無価値になるわけではない。ソニー独自の超解像技術「PSSR」や進化したレイトレーシングによる映像美、あるいは120Hzディスプレイ向け40fpsモードの搭載といった恩恵は現実的だ。それでも、ユーザーが最も期待していた「滑らかな60fps環境」へのハードルは極めて高い。
グラフィックの極致と高密度な世界観を優先した結果としての30fps設定。発売が近づくにつれて明らかになるであろうPS5 Pro版の個別仕様や最適化の成果に、業界全体の視線が注がれている。


