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折りたたみスマホ最大の弱点であるディスプレイ中央の折り目が、ついに過去のものになるかもしれない。サムスンディスプレイが開発を進める新技術「CTG(中央エッチング薄型ガラス)」が、次世代機となるGalaxy Z Fold 9シリーズに投入される可能性が浮上した。
従来の超薄型ガラス(UTG)は画面全体を均一な厚さで製造していたのに対し、新型のCTGは折れ曲がる中央部分のみを精密に削り落として薄く加工する技術だ。パネル周辺の強度を保ちつつ、曲がる部分の負荷だけを劇的に減らす。結果として開閉時の折り目が大幅に目立ちにくくなり、耐久性の向上にも直結する。
中国勢を中心とした競合メーカーがヒンジ構造や特殊素材で折り目対策を強めるなか、サムスンとしてもディスプレイ基板そのものの技術革新による回答が不可欠だった。筐体自体の薄型化に成功し予約数を伸ばした近年の流れを受け、今回のガラス加工技術が実用化されれば、より完成度の高い大画面体験が完成する。
ただし、精密なエッチング処理に伴う歩留まりや製造コストの課題は残る。そのため、次期シリーズの全モデルに一斉搭載されるのではなく、まずはFold 9やFlip 9の一部ラインナップへ優先導入される見立てが濃厚だ。採用範囲の具体的なスケール感は、今年の第4四半期頃に固まるという。
折り目の存在を感じさせない完璧な平坦面は、折りたたみ端末がキャズムを越えるための最後のピースと言える。2027年の市場投入に向け、サムスンが提示する新しいディスプレイの解が、スマートフォンのフォームファクタ争いを次のフェーズへと引き上げるのは間違いない。
Source:ZDNet

