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8月12日の発表が有力視されるGoogleの次期スマートウォッチ「Pixel Watch 5」。その主要スペックが直前にして明らかになった。要点は明確で、ストレージが64GBへと倍増を果たす一方、ユーザーが最も望んでいたバッテリー持ちの劇的な改善は見送られる。AI機能を軸に実用性を高めつつも、ハード面の課題をそのまま引き継いだ手堅いマイナーチェンジと言える。
最大の見どころは、前モデルの32GBから一気に2倍へ引き上げられた64GBストレージだ。新たに搭載される「Gemini Intelligence」統合型のWear OS 7.0を見据え、端末内で処理するAIデータやオフライン楽曲の格納領域をしっかり確保した格好だ。プロセッサにはSnapdragon W5 Gen 2の改良版を積み、日常の動作レスポンスにも抜かりはない。
ただ、首をかしげたくなるのがバッテリー性能の据え置きだ。41mmモデルで30〜40時間、45mmモデルで48〜72時間という駆動時間は前モデルからほぼ変わらない。毎日あるいは2日に1度の充電を強いるスタイルは、競合となるGalaxy WatchやApple Watchの上位モデルに対してアドバンテージを作れていないのが実情だ。
もうひとつ見逃せないのがバンド素材の変更である。これまで採用されていたフルオロエラストマーから、引張強度や耐摩耗性に優れたHNBR(水素化ニトリルブタジエンゴム)へと切り替わる。製造コストを抑えつつ一定の強度を保つ選択だが、長期的な経年劣化への影響は気になるところだ。部材コストが高騰するなか、端末価格の上昇を抑えるための苦肉の策という側面も見え隠れする。
大容量ストレージとAI統合でプロダクトの方向性を明確にしたPixel Watch 5。だが、スタミナ不足という根本的な弱点を抱えたままどこまで市場の支持を得られるのか。来週に迫った正式発表では、ハードの限界を補うようなソフトウェア連携のサプライズに期待したい。
Source:Dealabs

