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長年ゲーマーを悩ませてきた「スティックドリフト」の恐怖から、ついに解放される日が来るかもしれない。ソニーが新たに公開した特許は、次世代機PS6のコントローラーに磁気抵抗効果(TMR)センサーを導入する可能性を強く示唆している。高価格化が進む周辺機器市場において、耐久性の抜本的改善はハードウェアの真価を左右する絶対条件だ。
現行のPS5用DualSenseや最上位モデルのDualSense Edgeは、操作スティックの位置検出に物理接触型のポテンショメータを採用している。構造上、経年劣化による摩擦が避けられず、意図しない入力が暴走するドリフト現象はプレイヤーのストレスの源泉だった。

今回明かされた特許技術は、突起部と溝を噛み合わせる特殊構造と非接触の磁気センサーを融合させたもの。回転時の物理摩擦を極限まで抑えつつ、バネ式復帰機構や円筒形バイアス構造によって磁界を安定化させる。長期間酷使しても狂わない、高精度な操作性の実現へ大きく舵を切った形だ。
サードパーティ製コントローラー市場に目を向けると、ホール効果やTMRを用いた非接触型センサーがすでにデファクトスタンダードになりつつある。安価な互換品でさえ高い耐久性を誇る中、高額な純正品が従来機構のままにとどまる現状には厳しい視線が注がれていた。ソニーが重い腰を上げた背景には、周辺機器に対するユーザーの不満が限界値に達している市場環境がある。
もちろん、特許の出願が即座に市販化を意味するわけではない。実験的なアイデアで終わる可能性も残る。
Source:Wipo patent database


