サムスンが次期フォルダブル「Galaxy Z Fold 8」の初期生産量を280万台へ一気に引き上げた。直前に控えた発表会を前に判明したこの強気な修正は、折りたたみスマホ市場の覇権争いが新たなフェーズへ突入した証拠と言える。
当初は上位のUltraモデルと製造枠を二分する計画だったが、蓋を開ければ標準モデルへの集中投下。コンパクトなFlipをも上回る圧倒的な主力扱いへのシフトだ。この賭けの背景にあるのが、新たに採用される「4:3」のワイドなディスプレイ比率である。従来の縦長画面から脱却し、開いた瞬間の操作性を劇的に高めた形だ。
この4:3という画面比率へのシフトは、年内登場と噂される折りたたみiPhoneに対する強力な牽制に他ならない。折りたたみの新たな業界標準を自ら作り出し、Appleの参入前に市場の主導権を完全に押さえ込む意図が透けて見える。
しかし、手放しでは喜べない懸念も残る。世界的なメモリチップ不足の煽りを受けた販売価格の上昇だ。革新的な画面比率と強気の増産姿勢が、高価格化という逆風を跳ね返せるか…
Source:ET News

