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ガラスの振動板が、ついにイヤホンの常識を塗り替えるかもしれません。ケンウッドが創業80周年の節目に投入する「Glass Core」シリーズは、オーディオ界の長年の課題だった「歪みのないクリアな響き」への明確な回答です。樹脂や金属ではなくガラスを震わせるという、一見すると破天荒なアプローチが、ワイヤレスイヤホンの音質競争を次のフェーズへ押し上げようとしています。
最大の見どころは、やはり音響特性の肝となる振動板にガラスを採用した点です。ガラスならではの圧倒的な硬さと、不要な共振を徹底的に抑え込む二面性が、これまでにない見通しの良い音場を作り出します。
スタンダード版のGlass Core(KH-CRZ90T)は10ミリ径のガラス振動板を贅沢に1発で鳴らし、上位のPro(KH-CRZ100T)はさらに高音域を補強するMEMSドライバーを組み合わせたハイブリッド構成を採用しました。
このProモデルにのみ、ケンウッド伝統の音源アップコンバート技術「K2テクノロジー」や、独自の頭外定位音場処理「Exofield」が惜しみなく投入されており、イヤホン特有の頭の中で音が鳴る閉塞感を打ち破る、スピーカーのような空間の広がりを再現しています。
「GLASS Core」シリーズ スペック比較表
| 項目 | GLASS Core Pro (上位モデル) | GLASS Core (標準モデル) |
| 型名 | KH-CRZ100T | KH-CRZ90T |
| 種類 | 密閉タイプ | 密閉タイプ |
| ドライバーユニット | 口径10mm + MEMS | 口径10mm |
| 通信方式 / 出力 | Bluetooth® 標準規格 Ver6.0 / Power Class 1 | Bluetooth® 標準規格 Ver6.0 / Power Class 1 |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC |
| 対応コンテンツ保護 | SCMS-T方式 | SCMS-T方式 |
| 電池持続時間 (ANC OFF) | イヤホン:最大14.5時間 ケース:最大34.5時間 (合計:最大49時間) | イヤホン:最大17時間 ケース:最大27時間 (合計:最大44時間) |
| 電池持続時間 (ANC ON) | イヤホン:最大12時間 ケース:最大28.5時間 (合計:最大40.5時間) | イヤホン:最大13時間 ケース:最大21時間 (合計:最大34時間) |
| 充電時間 | イヤホン:約1.5時間 ケース:約2.5時間 | イヤホン:約2時間 ケース:約2.5時間 |
| 質量(重さ) | イヤホン(片耳):6.7g 充電ケース:58.4g | イヤホン(片耳):5.85g 充電ケース:39.2g |
| 付属品 | イヤーピース(S / MS / M / ML / L)各2個 充電用USBケーブル、充電ケース | イヤーピース(S / MS / M / ML / L)各2個 充電用USBケーブル、充電ケース |

昨今のイヤホン市場は、機能面での進化が頭打ちになりつつあり、各社とも「音質への原点回帰」を模索しているのが現状です。その中で、5万円弱という強気な価格設定のProモデルが狙うのは、まさにソニーのWF-1000XM5やAppleのAirPods Proが君臨する超激戦区だ。
他社がノイズキャンセリングの静寂性やスマート機能で競う中、ケンウッドは「ガラスの音響工学」という独自の素材技術で真っ向勝負を挑みました。新開発の液体シリコン製イヤーチップによる物理的な遮音性の高さも、このガラスの繊細な響きを雑音から守るための必然的な設計と言えます。
ちなみに、商品の出荷は2026年6月下旬以降となっています。
Source:KENWOOD

