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Apple初の折りたたみ式iPhone「iPhone Ultra」から、ガジェットの定番であるブラックモデルが消えるかもしれない。最新のサプライチェーン情報によると、今秋登場と噂される同機はホワイトとインディゴのわずか2色展開に留まる可能性が浮上している。最高峰モデルの顔ぶれとしては、極めて異例の事態だ。
有力リーカーのInstant Digital氏が中国のSNS・Weiboで明かしたところによると、Appleは折りたたみ画面モデルへの黒色採用をいまだ確定させていない。これまでに目撃されたデモ機もすべてホワイトのみ。さらに米メディアのMacWorldは、2色目がiPhone 17 Proのディープブルーに近い「インディゴ」になると報じている。伝統的なスペースグレイやブラックの投入を予想していた市場の reluctance(ためらい)を裏切る形だ。

すでにサムスン製の折りたたみ専用OLEDパネルが量産段階に入っていることを踏まえると、これは単なる開発の迷いではない。製造難易度が極めて高い折りたたみスマホにおいて、カラーバリエーションを絞り込むのは歩留まりを確保するための鉄則といえる。液体金属を導入した高耐久ヒンジや、折り目のないディスプレイという未知のハードウェアを安定して世界へ供給するため、Appleはあえて色数を最小限に抑えてきたのだろう。
市場への影響を考えても、この戦略は実に興味深い。先行するサムスンのGalaxy Z Foldシリーズが多色展開でカジュアルさを打ち出すのに対し、Appleは白と藍色という落ち着いたトーンで「Ultra」の名にふさわしい最高級の気品を演出する構えだ。ビジネスシーンの定番である黒をあえて外した背景には、従来のProモデルとは一線を画す、全く新しいプレミアム層を開拓しようというAppleの強い意志が透けて見える。
9月の正式発表に向けてカウントダウンが始まる中、カラー展開の絞り込みは、初の折りたたみiPhoneが極めて希少で高価な存在になることを予感させる。漆黒のボディを待ち望んでいたユーザーには酷な知らせだが、実機が放つインディゴの深みがその落胆を塗り替えるか、秋の主役の座を巡る動向から目が離せない。

