記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓
サムスンが今夏に発表する次世代折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 8」シリーズで、長年の弱点だった画面の折り目がついにほぼ消滅する。2019年の初代登場から7年、ユーザーを悩ませてきたディスプレイの「溝」が、ついに克服される見通しだ。
リーク情報によると、7月22日開催が有力視されるUnpackedイベントで、使いやすい幅広設計の「Galaxy Z Fold 8」と、よりスリムで縦長な「Galaxy Z Fold 8 Ultra」の2モデルがベールを脱ぐ。
最大のハイライトは、ディスプレイの劇的な進化だ。現在、業界最高峰のヒンジ技術を持つOppo Find N6と同等とされる、触れても凹凸を感じない「ゼロフィーリング」のフラット画面を採用してきた。初期のプロトタイプでは改善が見送られたとの噂もあったが、最新のテスト機で一気にクオリティを底上げした模様だ。
Two leaks:
— Ice Universe (@UniverseIce) May 29, 2026
1. The crease control on the Samsung Galaxy Z Fold8 series is just as impressive as that of the OPPO Find N6.
2. The original Fold 8 has been renamed to Fold 8 Ultra, while the original Fold 8 Wide has been renamed to Fold 8. This decision was made only recently. 👀
折りたたみ市場を開拓したパイオニアでありながら、画面の折り目に関しては後発の中国勢に後塵を拝していたサムスン。今回のアップデートは、トップシェアのプライドをかけた猛追に他ならない。幅広と縦長という2つの異なるアプローチで、ユーザーの好みを囲い込む戦略も見えてくる。
しかし、市場の競争はさらに激化する。背後に迫るのが、9月発売と噂されるApple初の折りたたみデバイス「iPhone Ultra」の存在だ。
試作段階での不具合も報じられたが、開発は秋のローンチに向けて順調そのもの。何より脅威なのは、サムスンが7年を費やしてようやく辿り着いた「折り目のない大画面」を、Appleは初号機から平然と実装してくる点にある。後出しジャンケンだからこそ、最初から完成形を出せるアドバンテージを最大限に活かしてくるだろう。
今夏から秋にかけ、折りたたみスマホは「溝の有無」を競う第2章へ突入する。先行の意地を見せるサムスンと、完璧な完成度で市場を奪いにくるApple。画面のフラット化が、このジャンルを真のメインストリームへと押し上げる起爆剤になるのは間違いない。

