記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓
スマホの大画面化と11インチ超えタブレットの狭間で、長らく空白地帯となっていた「片手で持てる高性能ミニタブレット」の領域に、Xiaomiが決定打を放った。
東南アジアで先行発売された「Poco Pad C1」は、最新のHyperOS 3を引っ提げ、約150ドルという破壊的なプライスで登場。絶滅しかけていた9.7インチというサイズ感は、電子書籍や動画視聴のポータブル機を求める層の物欲を激しく刺激する。
先行して投入されている12.1インチの「Poco Pad M1」の系譜を受け継ぎつつ、フットプリントを大幅に凝縮したのが今回のC1だ。

SoCにはQualcommのSnapdragon 6s 4G Gen 2を採用。驚くべきは、この価格帯でありながら120Hzの高リフレッシュレートに対応した2,048×1,280ピクセルの高精細IPSディスプレイを搭載してきた点。屋外でも視認性を保てる最大600nitの輝度を確保し、3.5mmヘッドホンジャックも残すなど、実用性を最優先した設計が光る。
バリエーションは4GBメモリに64GBストレージの構成が約150ドル、6GBメモリに128GBストレージの上位構成でも約180ドルと、競合を完全に置き去りにする価格設定だ。
大容量の7,600mAhバッテリーは、この筐体サイズとしては破格のスタミナを予感させる。現状、iPad mini以外の選択肢が極端に少なかった小型タブレット市場において、このスペックと価格のバランスは、他社にとって驚異以外の何物でもない。
現在はマレーシアやシンガポールなど一部地域での展開にとどまるが、5月28日に控えるグローバル発表イベントを経て、販売エリアは一気に拡大する見込みだ。
Androidのコンパクトタブレットという、ニッチながらも熱狂的な需要があるセグメント。そこに最適解を提示したPoco Pad C1が、今後の市場シェアをどこまで侵食していくのか、その動向から目が離せない
Source:Xiaomi

