記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓
現行世代のPlayStation 5が想定以上のスピードで踊り場を迎えている。この販売失速こそが、次世代機「PlayStation 6(PS6)」の投入を2027年へと引き寄せ、かつ一切の性能妥協を許さないトリガーになりそうだ。
ソニーの最新決算が示すのは、前年同期と比較した明確な売上鈍化。消費者の財布の紐が固くなる中、市場ではPS6の登場が2028年以降にずれ込むとの見方もあった。しかし、足元のハードウェア衰退は深刻で、ソニーには世代交代を先延ばしにする猶予など残されていない。2027年の新ハード投入は、もはや市場シェアを維持するための防衛策として不可欠な選択肢だ。
ここで焦点となるのが、ハードの価格と性能のバランス。一部のリーカーからは、部品コスト高騰を避けるためにGDDR7 VRAMを30GBから24GBへ縮小し、バス幅も128ビットへ落とすというスペックダウンの噂が浮上した。エンドユーザーの負担を減らすための現実的なアプローチに見える。
だが、この下方修正の可能性を、有力な情報筋は真っ向から否定する。ソニーが描く真の次世代体験を実現するためには、30GBの超高速メモリと高い帯域幅の確保が絶対条件だからだ。長期にわたるライフサイクルを戦い抜くゲーム機において、初期のコストをケチることは致命傷になりかねない。
ソニーの十時裕樹社長兼CEOも、部品高騰の課題を認めつつ次世代プラットフォームへの投資強化を公言した。導入初期の逆ザヤ、つまり出血覚悟のビジネスに踏み切ってでも、ソニーは圧倒的な性能という牙を研ぎ続けるに違いない。数年後のメモリ価格下落を見据え、まずは2027年に勝負をかける。ゲーム帝国のプライドをかけた反撃のカウントダウンは、すでに始まっている。
Source:TweakTown

