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今回のアップデートにより、ROG Allyは携帯ゲーム機の枠を超え、リビングの主役へと躍り出た。ASUSが放った最新ソフトウェアは、単なるバグ修正に留まらない。ドック接続時の挙動を根底から変える、まさにコンソール機への宣戦布告といえる内容だ。
最大の注目点は、ドッキング時のインテリジェントな挙動にある。テレビに接続した瞬間、本体ディスプレイが消灯し、外部モニターへ最適な信号を送る。これまでユーザーを悩ませてきた手動設定の手間を完全に排除した格好だ。特に、SamsungやLGといった最新スマートテレビとの連携により、低遅延モードが自動で有効化される点は、ゲーマーの痒い所に手が届く改善といえる。
操作性においても、Xboxコントローラーを繋げば内蔵ボタンが無効化されるなど、まるで専用の据え置き機を扱っているかのような錯覚を覚えるほどだ。マウス操作が必要なランチャーをスティックで操れるゲームパッドカーソルの追加も、Windowsベースゆえの弱点を見事に補っている。
そして、ROG Ally Xユーザーにとっての目玉はAuto SRのプレビュー版だろう。AIによるアップスケーリングは、大画面でこそその真価を発揮する。解像度を稼ぎつつフレームレートを維持するこの技術は、ハードウェアの限界をソフトウェアで突破しようとする、ポータブルゲーミングPCの未来そのものだ。Bluetooth LE Audioへの対応も含め、音響と映像の両面で隙を潰してきた。
Windows機としての自由度を保ちつつ、専用機のような快適さを手に入れた今回のアップデート。単に性能を誇るだけでなく、ユーザー体験のシームレスさを追求するASUSの姿勢は、競合他社にとって大きな脅威となる。ポータブルPCがリビングのメインマシンになる日は、そう遠くないはずだ。
Source:Xbox Wire

