Valve未発表のSteam Machineを凌駕?EmuDeck開発元が高性能GPU搭載の代替機「Playnix」を販売中

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Valveによる小型ゲーミングPC「Steam Machine」の発表から半年以上。価格も発売時期も未だ不透明な中、業を煮やしたゲーマーの前に強烈なオルタナティブが登場した。

人気レトロゲームエミュレーター「EmuDeck」の開発陣が放つ、スペイン発の高級Linux PC「Playnix」。

AMD Radeon RX 9600 XTを搭載し、性能面でValveを凌駕するポテンシャルを秘めたこの一台は、沈黙を続ける本家への鮮やかな挑戦状だ。

320×247×64mmというコンパクトな3Dプリント製筐体に、TDP 65WのRyzen 5(6コア)を詰め込んでいる。グラフィックスには16GBの大容量VRAMを備えるRadeon RX 9600 XTを採用し、最新のゲームタイトルにも十分太刀打ちできる構成に仕上がっている。

メモリは16GBのDDR4-3600、ストレージは512GBのM.2 SSD。予備のM.2スロットを備え、将来的なストレージ拡張も容易に行える。これらを600Wの電源ユニットが余裕を持って支える設計だ。

価格は1,139ドル。約60ドル相当の「8BitDo Ultimate 2 Wireless」コントローラーが同梱されるとはいえ、決して手頃とは言えない。

あえて苦言を呈するなら、この価格帯でありながらメモリがシングルチャネル動作である点。専用GPU搭載機とはいえ、アーキテクチャ全体のパフォーマンスにおいて微細なボトルネックを生む懸念は残る。

それでも、独自のArch Linux派生OS「PlaynixOS」を採用し、Steam Machineを真っ向から狙い撃ちにするパッケージとしての完成度は高い。自作PC派なら同等の構成を組むことも容易だが、リビングのテレビに直結してすぐに遊べる「最適化されたハードとOSの融合」に価値を見出す層は確実に存在する。

かつて頓挫したプロジェクトの精神を受け継ぎ、執念で市場に投下されたPlaynix。すでに限定生産の枠を外し、世界中からのオーダーを受け付け始めている。

いつ出るか分からない幻のハードを待つか、目の前にある確かな実機を選ぶか。Valveの重い腰を上げさせるには十分すぎる起爆剤が、今リビングPC市場に放たれた。

Source:Playnix

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この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

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