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9月の正式発表を前に、次期「iPhone 18 Pro」シリーズ、そしてApple初の折りたたみ端末「iPhone Fold」のカラーバリエーションが早くも露呈した。前モデルで人気を博したコズミックオレンジを廃し、大人びた「ダークチェリー」を新たな主軸に据えるという、Appleの大胆な色彩戦略が透けて見える。
デザインの大きな変更はないとされるiPhone 18 Proだが、ディスプレイ上部のDynamic Islandが約35%縮小されるというハードウェアの進化に加え、配色の刷新が今回の最大のトピックとなる。
現段階で判明している各モデルのカラー展開は以下の通り。
iPhone 18 Pro / 18 Pro Max
・ダークチェリー(新色・パントン6076ベースの赤ワイン色)
・ライトブルー(新色・iPhone 17のフォグブルーに近い高彩度)
・ダークグレー(新色・スペースブラックに近い漆黒)
・シルバー(継続)
iPhone Fold
・シルバー
・ダークブルー

注目すべきは、圧倒的な支持を得ていたコズミックオレンジから「ダークチェリー」への鮮やかな転換。彩度を抑えた深みのある赤ワイン色は、Proシリーズのプレミアム感をより一層際立たせる狙いがある。さらに、ほぼ黒に近いダークグレー(パントン426C)を投入し、全体的に重厚でプロユースに相応しいラインナップへと舵を切った。
一方で、業界の視線を一身に集めるiPhone Foldは、シルバーとダークブルーという極めて保守的な2色展開。
これは、SamsungのGalaxy Z Foldシリーズなどが先行し成熟しつつある折りたたみ市場において、奇をてらったファッション性よりも、確実なビジネス需要と既存のハイエンド層の獲得を最優先にした堅実なアプローチの表れだ。初めてのフォームファクタだからこそ、外観は極めてオーソドックスにまとめるというAppleらしい計算が伺える。
生産開始までに微調整が入る可能性は残されているものの、秋の発表に向けた外堀は確実に埋まりつつある。プロフェッショナル向けとしての「静かなる威厳」を色で表現する18 Proと、手堅いスタートを切るFold。
スペックの頭打ちが叫ばれるスマートフォン市場において、Appleがカラーリングという視覚情報でどう消費者の所有欲を煽るのか。その真価が問われる秋のイベントから目が離せない。
Source:Macworld

