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99,800円という驚異的なプライスタグで市場を揺るがした「MacBook Neo」。学生やライトユーザーにとって待望の廉価モデルだが、先行レビューの解禁により、その安さの裏にある大きな妥協が浮き彫りになった。モビリティの要であるバッテリー性能の大幅なカットである。
海外テック系YouTuberのDave2D氏による検証結果は、一部のファンを失望させるものだった。実機テストにおけるバッテリー駆動時間は、軽負荷時で7時間48分、高負荷時に至っては4時間弱にとどまる。
比較対象として、MacBook Air M4は同じ軽負荷テストで11.5時間を持続。消費電力の激しいM4 Max搭載の14インチMacBook Proでさえ9時間15分を記録している。Apple公式の「ウェブブラウジングで最大11時間」という公称値との乖離は、決して無視できない。
このスタミナ不足の元凶は、極端に削られたバッテリー容量にある。
MacBook Neoが搭載するのはわずか36.5Whのセル。MacBook Air M4の53.8Whと比べて圧倒的に少なく、他社のWindows機と比較するとさらに心許ない。価格帯が違うため単純比較はできないが、最新のDell XPS 14は70Wh、普及モデルのAcer Aspire 14 AIでも65Whを積んでいる。事実、XPS 14は強力なプロセッサと高駆動ディスプレイを搭載しながら、ウェブサーフィンテストで16時間半以上を叩き出している。
この極小バッテリーが純粋なコストダウンの産物であることは明らかだ。だが、数百万台規模の量産効果を考えれば、せめてあと数割増量し、実用的な駆動時間を確保することもできたはず。それをあえて見送った点に、利益率を死守しながらエントリー市場を制圧しようとするAppleのシビアな戦略が見え隠れする。
学生向けには84,800円にまで下がるMacBook Neo。手軽な入門機としての魅力は確かにある。
だが、出先で常にバッテリー残量に怯え、電源アダプターの携帯を強いられるのなら、真のモバイル体験とは呼び難い。この極端なトレードオフを消費者がどう判断するか。今後の販売動向が、廉価Macの行く末を大きく左右するはずだ。
そもそも、電源確保が出来ない場所で4時間以上の連続使用とか、そうそう無いとないですし、低負荷であれば7時間持つんだから、個人的には全然だいじょうぶだと思うんですけどね…

