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自作PCユーザーにとって、2026年は忍耐の年となりそうだ。 GeForce RTX 5060の供給が今後6ヶ月間にわたって停止されるという衝撃的なニュースが飛び込んできた。 今回の生産中止は、世界的なAI需要の爆増にNVIDIAが悲鳴を上げ、ゲーミング向けリソースを強引にAIサーバー用チップへ振り向けた結果だと言える。
最新のリーク情報によれば、NVIDIAはAI向けアクセラレータの受注を過剰に受けており、その穴埋めとしてRTX 50シリーズの生産ラインを事実上凍結せざるを得ない状況に追い込まれている。
特に普及帯の柱であるRTX 5060が半年もの間市場から消える影響は計り知れない。 供給の絞り込みにより、店頭価格は現在の水準から一気に30%も跳ね上がるとの予測が出ており、もはやミドルクラスという言葉は形骸化しつつある。
市場ではすでに不穏な動きが加速している。 RTX 5070 TiやRTX 5060 Ti 16GB版は「入手困難」な状況が常態化しており、メーカー希望小売価格は単なる数字と化してしまった。
AIBパートナー各社も部材コストの上昇を理由に卸値を引き上げており、MSIやASUS、Gigabyteといった主要ブランドのカードが、一般層の手の届かない高嶺の花へ変わる日は近い。
そして、NVIDIAがRTX 50の生産を停止すれば、RX 9000の価格が急騰することはほぼ確実です。
NVIDIAが現在優先しているのは、利益率の低いゲーマーではなく、莫大な富をもたらすAIデータセンターだ。 皮肉にもゲーミング市場を牽引してきた「Blackwell」アーキテクチャが、その高性能ゆえにAI側に奪われ、本来の主役であるはずのユーザーが置き去りにされる構図が鮮明になっている。
供給が改善されるのは最短でも2026年第4四半期までずれ込む見通しで、それまでは旧世代の在庫や、対抗馬であるAMDの動向を注視するしかないだろう。
今後、自作PCを組む予定があるのなら、もはや「待ち」の選択肢は賢明とは言えない。 価格が本格的に高騰する前の今こそ、残された数少ない在庫を確保すべき最後のチャンスかもしれない。 NVIDIAがいつゲーミング市場に復帰してくれるのか、その見通しは依然として霧の中だ。



