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次世代ゲーム機を巡る不透明な霧が、ここに来て急激に晴れようとしている。
長引くメモリ部品の価格高騰を受け、ソニーの次期「PlayStation 6」や新たなPlayStation携帯機の発売は2028年以降にずれ込む。そんな悲観的な見方が業界内で強まっていた。だが、彼らは当初の計画を全く曲げていない。2027年のホリデーシーズン、我々は新たなプレステを目撃することになる。
発端は、精度の高い情報を提供することで知られる業界リーカーKeplerL2氏の証言。海外フォーラムNeoGAFでの議論において、現在の厳しい部品市場の状況下にあっても、ソニーはPS6と新型携帯機の2027年年末商戦期での発売スケジュールを一切変更していないと断言した。
以前、ブルームバーグは深刻なメモリ不足を理由に、次世代PlayStationの登場が2028年、あるいは2029年にまで後退する可能性を指摘していた。多くの市場関係者もこの延期説を支持していたのも事実だ。

なぜ、ソニーは強気の姿勢を崩さないのか。市場環境を俯瞰すれば、その理由は明確に浮かび上がる。
最大の要因は、マイクロソフトの存在。次世代Xboxとされる「Project Helix」もまた、2027年という同じタイミングでの投入を狙っている。ここでソニーが発売を遅らせれば、次世代機シェアの主導権をみすみす明け渡すことになる。
また、ハードウェアの発売延期は、単なる時間稼ぎでは済まない。開発サイクルの長期化による人件費の膨張や、サプライチェーン維持のための追加費用など、予定通りの投入よりもはるかに甚大なコスト増を招く危険性を孕む。「Moore’s Law Is Dead」の過去レポートもこの点を突いており、現実的なラインとして遅くとも2028年初頭までのローンチを予想していた。
テクノロジー業界全体を覆う、メモリ危機の暗雲。それでも、プラットフォーマーたちは歩みを止めない。
2027年のホリデーシーズン。圧倒的なスペックを誇る据え置き機のPS6、そしていつでもどこでも遊べる新型PlayStation携帯機。さらに次世代Xboxが同じタイミングで市場に投下される。ゲーム業界にとって、過去に例を見ないほど熱狂的な冬がやってくる。
Source:KeplerL2

