ニュース速報を知らせるスマホの通知音が、深夜の静寂を切り裂いた。画面に躍ったのは、RedMagic 11 Airの公式ビジュアル解禁。これまで数多の基板や冷却機構を眺めてきた私の心臓が、少しだけ速く脈打った…
2026年、スマホ市場の頭打ちされた状態に、私たちは「新しい驚き」に飢えている!!
1月20日の中国発売を控えたこの新型機は、単なるスペック競争の産物なのか、それとも私たちの窮屈なスマホライフを救う救世主なのか。公開された情報を深掘りし、その正体に迫ってみたい。
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スマホを買い替えようとするたび、私たちはある種の「諦め」を強いられてきた。高騰し続けるフラッグシップの価格。そして、どれだけ進化しても画面の隅に居座り続ける、あのカメラ用の「穴」だ。動画を観ていても、ゲームをしていても、視界の端にチラつく黒い点は、没入感を削ぐノイズでしかない。
だが、RedMagic 11 Airが提示した答えは、実に潔い。そこに穴はないのだ。
視覚のノイズを完全に排除した至高のディスプレイ



公開されたティーザー画像を見て、まず息を呑んだのはベゼルの細さだ。わずか1.25mm。これはもはや、液晶を持っているというより、映像そのものを手に持っている感覚に近いのではないか。
| 項目 | 詳細スペック |
| 解像度 | 1.5K 高精細ディスプレイ |
| リフレッシュレート | 144Hz(極上の滑らかさ) |
| PWM調光 | 2,592Hz(目に優しい低フリッカー) |
| ベゼル幅 | 1.25mm(極薄設計) |
| カメラ | ディスプレイ内蔵型(穴なし) |
アンダーディスプレイカメラ(UDC)技術は、これまで画質とのトレードオフが課題だった。しかし、RedMagicはこの「完全な1枚板」というロマンに、並々ならぬ執念を燃やし続けている。
自撮り画質を多少犠牲にしてでも、目の前のゲーム体験を最大化する。この振り切った姿勢こそ、私がこのブランドを愛してやまない理由だ。
あえて最新を追わないという賢すぎる戦略


特筆すべきは、心臓部に採用されると噂のSnapdragon 8 Eliteだ。2026年の基準から見れば、これは「一世代前の最強」にあたる。だが、ここにRedMagicの巧妙な戦略が見て取れる。
最新チップは確かに速い。しかし、それと引き換えに莫大なコストと、凄まじい発熱をユーザーに押し付ける。システム開発の現場でも、ピーク性能より「安定して回し続けられること」が重視される場面は多い。
RedMagic 11 Airは、実績のある強力なチップを積みつつ、浮いたコストを価格の安さに還元しようとしているのだ。これが「Air」の名を冠した真の意味だろう。
最新のベンチマークスコアでマウントを取りたい層には向かないかもしれない。だが、現実的な予算で、最新ゲームを最高設定で遊び倒したい層にとって、これほど魅力的な選択肢が他にあるだろうか。
ゲーマーの欲望を冷やす物理ファンの咆哮


デザイン面でも、RedMagicらしさは健在だ。背面に鎮座するアクティブ冷却ファン。スマホに扇風機を積むという、一見すると狂気じみた、しかし最も理に適った解決策。
今回公開されたカラーバリエーションは3色だ。
スターダストホワイトの清潔感もいいが、個人的にはオレンジのアクセントが効いたオーロラシルバーに目を奪われた。メカニカルな美しさと、どこか近未来を感じさせる配色のバランスが絶妙だ。
背面にはRGBライトが輝き、側面には静電容量式のショルダーボタンが備わる。物理的なフィードバックを求めるゲーマーの指先を、彼らは決して裏切らない。100Wの急速充電に対応しているという噂も、バッテリー残量に怯える私たちの不安を払拭してくれるだろう。
賢いユーザーが選ぶべき2026年のスタンダード

結局のところ、私たちは「魔法」を求めているわけではない。支払った対価に対して、どれだけ熱狂させてくれるか。それだけが重要なのだ。
RedMagic 11 Airが示しているのは、過剰なスペック競争からの脱却と、実用的な「尖り」の融合である。もしあなたが、今のスマホの価格に疑問を感じ、画面の穴にウンザリしているなら、1月20日の続報を待つ価値は十分にある。
正直に言えば、私も少し不安はある。前世代のチップで、2026年後半に登場するであろう超重量級ゲームがどこまで快適に動くのか。しかし、彼らの「冷却への執念」を信じるなら、その不安は杞憂に終わるはずだ。
性能のために生活を犠牲にするのではなく、楽しむために最適な道具を選ぶ。そんな、地に足のついたガジェットライフを送りたい人にとって、この1台は正解の筆頭候補になるだろう。

