デスクの上をどれだけ片付けても、結局最後に立ちはだかる「電源タップとケーブルの山」という壁。おしゃれなデスクツアー動画を見ては溜息をつき、自分の机の下でスパゲッティ状態になったコード類を見ない振りをしている……そんな経験、ありませんか?
私たちは、ガジェットが増えるたびに「利便性」と引き換えに「視覚的なノイズ」を受け入れてきました。しかし、2026年の幕開けと共に、Ankerがその妥協に終止符を打つかもしれません。
CES 2026で発表された「Anker Nano Power Strip (10-in-1, 70W, クランプ式)」は、これまでの電源タップの常識を鮮やかに裏切る、まさにデスク環境構築の「神アイテム」となるポテンシャルを秘めています。
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配線を「隠す」から「机と一体化させる」へのパラダイムシフト
今回の新型パワータップを見て、多くの人がまず「おっ?」と声を漏らすのは、その独特な形状でしょう。従来のタップといえば、デスクの上にドンと置くか、マグネットで無理やり横に貼り付けるのが精一杯でした。
しかし、この新作は「クランプ式」を採用。デスクの端をがっちりと挟み込むスタイルです。 ここが面白いのは、本体の半分がデスクの下に隠れる設計になっている点です。
抜き差しが多いUSBポートや主要なACコンセントは手元(上部)に、一度挿したら当分抜かないモニターやPCの電源などはデスクの下(下部)に。この「住み分け」ができるだけで、デスクの表側から見えるコードの量は劇的に減ります。
これまでの電源タップは、いわば「後付けの同居人」のような存在でしたが、これは「デスクの一部」として機能する。この視覚的な変化は、一度使うと元のバラバラな配線には戻れなくなるレベルのインパクトがあるはずです。

10ポートの圧倒的余裕と、ノートPCも唸る70Wの破壊力
デザイン性もさることながら、中身も「さすがAnker」と唸らされます。合計10個の出力ポートを備えており、USB-Cは単ポート最大70Wの出力に対応。 これが何を意味するか。
MacBook Airはもちろん、MacBook Proクラスの充電も、専用の巨大なアダプタを持ち出すことなく、このタップから直接USBケーブル一本で完結するということです。
前面にはUSB-A×2、USB-C×2を配置。頻繁に抜き差しするスマホやワイヤレスイヤホンの充電は、デスクに座ったままノールックで行えます。一方で、残りのACコンセント6口は上下に分散。抜き差しのしやすさと配線の美しさを両立させる、徹底したユーザー目線の設計が感じられます。
クランプ式に潜む「小さな不安」への回答
さて、こうしたクランプ式の製品を検討するとき、ニッチながらも切実な不安を感じる方もいるでしょう。 「大事なデスクに傷がつかないか?」「クランプが緩んでガタガタしないか?」
この製品は底面の回転ノブで締め付けを調整する仕組みになっており、公式画像からもその堅牢さが伺えます。1500Jという強力なサージ保護性能も備わっており、単なる配線整理グッズではなく「大切なデバイスを守る防波堤」としての信頼性も確保されています。
固定式の電源ケーブルも、移動のたびに抜ける心配がなく、デスクトップ環境を腰を据えて作り込みたい層にはむしろ歓迎される仕様です。





