Switch 2でCoDは遊べる?2026年発売の噂とBlack Ops 7移植の真相

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ついに、あの戦場が任天堂のハードに帰ってくるかもしれません。

これまで「任天堂のゲーム機で最新のFPSを遊びたい」と願うゲーマーにとって、Switchという選択肢は少しばかり歯がゆいものでした。

マリオやゼルダといった最高峰のタイトルは揃っているのに、世界で最も熱狂を生むシューティングゲーム『コール オブ デューティ(CoD)』だけが、ポッカリと穴を開けたように存在しなかったからです。

しかし、次世代機「Switch 2(仮称)」の足音が聞こえる中、その状況が一変しようとしています。マイクロソフトによるアクティビジョン買収を経て交わされた「10年間の提供契約」がついに動き出すというニュース。

それは、単なる移植以上の意味を持っています。今回は、最新のリーク情報を元に、2026年というキーワードの裏側に隠された真実を探ります。

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なぜ今までSwitchにCoDが来なかったのか?その意外な理由

「スペックが足りないから無理だろう」——多くのファンはそう自分に言い聞かせて納得していました。しかし、Windows Centralのジェズ・コーデン氏が明かした遅延の理由は、もっと生々しい舞台裏の事情でした。

実は、任天堂が「開発キット(デブキット)」を配布するスタジオを極めて厳選していたというのです。世界トップクラスの巨大パブリッシャーであるアクティビジョンでさえ、後回しにされていた可能性があるという事実は、任天堂という企業のこだわり、あるいはある種の冷徹さを感じさせます。

しかし、その沈黙は破られました。最新の情報によれば、最初のSwitch版CoDは「ほぼ完成」しており、数ヶ月以内の発売が見込まれています。

そして、より進化したグラフィックと処理能力を持つSwitch 2向けには、2026年に第2弾となるタイトルが登場すると予想されているのです。

Black Ops 7がSwitch 2で動く?「モバイル版」との違いとは

ここで気になるのが、「どのタイトルが遊べるのか」という点です。噂の主役は、最新作『ブラックオプス 7(BO7)』。

「携帯機でそんな重いゲームが動くの?」という不安はもっともです。ですが、Switch 2にはAIによる超解像技術「DLSS」の搭載が期待されています。

さらに、BO7が旧世代機であるPS4やXbox Oneでもリリースされていることを考えれば、Switch 2での動作は決して夢物語ではありません。

一方で、スマートフォン向けに展開されている『CoD Mobile』や『Warzone Mobile』の移植を予想する声もあります。

Sledgehammer Gamesが「モバイルまたは携帯機でのAAA開発経験」を持つスタッフを募集しているという事実は、スマホ版の軽快さとコンソール版の重厚さを融合させた「Switch専用の最適化」が行われている可能性を強く示唆しています。

2026年という時期が意味する、ゲーマーの救い

もし2026年に『ブラックオプス 7』クラスのタイトルがSwitch 2で実現すれば、それはゲーマーにとって「ハードの壁」がなくなる歴史的な瞬間になります。

わざわざ高価なゲーミングPCや巨大な据え置き機を買わなくても、リビングのソファや外出先で、世界中のプレイヤーと対等に戦える。そんな「場所を選ばない自由」こそが、これまで私たちがCoDに対して抱いていた「遊びにくさ」という不安を解消してくれるはずです。

2025年6月にはアクティビジョン自身が任天堂ハードへの開発継続を改めて明言しました。早ければ1月のXboxイベントなどで、具体的な映像と共に私たちの不安を期待へと変えてくれる発表があるかもしれません。

あとがき

このニュースを整理していて、ふと胸を締め付けられたのは、CoDの共同制作者の一人であるヴィンス・ザンペラ氏の訃報でした。彼が築き上げた戦場が、今まさに新しいハードウェアという新天地に広がろうとしているこの時期に、という巡り合わせには言葉を失います。

正直に言えば、これまで「SwitchでCoDなんて動くわけがない」と冷ややかに見ていた自分がいました。でも、技術の進化と企業の執念が、その「ありえない」を現実に変えようとしています。

もし、2026年の冬、こたつに入りながらSwitch 2で最新のブラックオプスを遊んでいる自分がいたら……。

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この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

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