「携帯機でオープンワールドは無理」
そんな常識は、もう過去のものになったのかもしれません。
2025年の春に発売されて以来、私たちの予想を遥かに超えるペースで普及している「Nintendo Switch 2」。
定価449ドル(約6万円台後半〜)という強気な価格設定にもかかわらず、9月末時点で既に1,000万台を突破するという、まさに「神機」としての地位を確立しつつあります。
そんな中、ゲーム業界を激震させるニュースが飛び込んできました。あの**『グランド・セフト・オートVI(GTA VI)』が、Switch 2に移植される計画がある**というのです。
「え、流石にスペック足りないでしょ?」
「発売はいつになるの?」
今回は、著名リーカーであるNash Weedle氏が投じたこの衝撃的な情報と、Switch 2が現在見せている「AAAタイトルへの適応力」について、冷静かつ情熱的に深掘りしていきます。
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そもそもSwitch 2はなぜここまで売れているのか?
まずは現状の整理から始めましょう。
Switch 2が発売された当初、「高すぎるのではないか」という懸念がありました。しかし、蓋を開けてみればどうでしょう。
- 圧倒的なパフォーマンス: 携帯モードでも前世代の据え置き機並みの描画能力。
- AAAタイトルの充実: これが最大の要因です。
これまで任天堂ハードといえば「マリオ」や「ゼルダ」が中心でしたが、Switch 2では景色が一変しました。
CD Projekt Redは、あの重量級タイトル『サイバーパンク2077』をSwitch 2のローンチタイトルとして投入しました。現在Amazonで67ドル前後で取引されているこのソフトが、手のひらの上でヌルヌル動いている光景は、ある種の「違和感」さえ覚えるほどの技術的進歩です。
さらに、Take-Two社も動きを見せています。『シヴィライゼーション VI』の最適化版に加え、延期されていた『ボーダーランズ 4』もリリース。彼らは「Switchコンソールに対する見方がより肯定的になりつつある」と噂されていましたが、それはリップサービスではなく本気だったわけです。
この「AAAタイトルが普通に動く」という土壌ができあがった今だからこそ、『GTA VI』の噂が現実味を帯びてくるのです。

リーカーNash Weedle氏が語る「GTA VI」移植の真実
今回の情報の出所は、リーカーのNash Weedle氏です。
彼は以前、Switch 2に関する『エルデンリング』の移植や、DLSS(AIによる高画質化技術)への対応などを的中させた実績があり、その界隈では比較的信頼度の高い人物として知られています。
彼がX(旧Twitter)で明かした内容は以下の通りです。
🔥LEAK EXPRESS: puedo CONFIRMAR que se está trabajando en un port de GTA VI para SWITCH 2
— Nash Weedle 💎 (@NWeedle) November 17, 2025
No me había pronunciado mucho al respecto, tenía que ser prudente hasta ahora, además puedo comentar que:
-El retraso del juego no es por esta versión
-Parece que no llegaría de lanzamiento pic.twitter.com/pInRIytGTc
Rockstar Gamesは『GTA VI』のSwitch 2移植版を開発中であるとの確認を得た。
これは単なる「希望的観測」ではなく、具体的な開発が進行していることを示唆しています。しかし、ここで私たちが気になるのは「いつ遊べるのか?」という点です。
発売日はいつ? 2027年説が濃厚な理由
Nash Weedle氏の投稿や現状の市場動向を分析すると、発売は早くても2027年以降になる可能性が高いです。
理由は大きく分けて2つあります。
- 本家リリースとの兼ね合い
Xbox Series S|XやPlayStation 5向けのリリースと同時になる可能性は極めて低いです。まずはハイエンドコンソールで市場を席巻し、その後に最適化版としてSwitch 2へ投入する、というRockstarの伝統的な戦略が予想されます。 - 最適化の期間
いくらSwitch 2が高性能だと言っても、現行最強クラスのPC向けに作られるGTA VIを動かすには、相当なチューニング期間が必要です。
「2026年11月に延期か?」という噂もありましたが、Switch 2版に関してはそれよりもさらに後ろ、2027年というタイムラインが見えてきます。

Switch 2版 GTA VI のメリット・デメリット
もし本当に発売された場合、私たちはどのハードで遊ぶべきなのでしょうか? 比較検討してみましょう。
| 特徴 | Switch 2版 (予想) | PS5 / Xbox / PC版 |
| 画質・FPS | 最適化されるが制限あり (30fpsターゲット?) | 4K / 60fps / レイトレーシング全開 |
| プレイスタイル | 寝転がって遊べる (携帯性) | モニター・TVの前で腰を据えて |
| ロード時間 | 専用カートリッジ/SSDで高速化 | 超高速SSD |
| 体験の質 | “いつでもどこでも”の没入感 | 圧倒的な映像美と迫力 |
これまでは「画質をとるか、携帯性をとるか」という議論でしたが、Switch 2の性能なら「画質もそこそこ良く、しかも携帯できる」という、かつてない選択肢が生まれることになります。
今回のリーク情報は、単に「人気ゲームが出る」という以上の意味を持っています。
それは、「携帯ゲーム機と据え置き機の境界線が、完全に消滅した」という証明に他なりません。かつては「劣化移植」という言葉がありましたが、今のSwitch 2で動いている『サイバーパンク2077』を見る限り、私たちはもう別の次元にいます。
もちろん、Nash Weedle氏の情報も100%ではありません。しかし、Take-Twoの積極的な姿勢や、1,000万台という爆発的な普及台数を考えれば、Rockstarがこの巨大市場を無視するとは考えにくいのも事実です。

