Apple製品バッテリー交換料金値上げについて
3月からiPhone 14以降のiPhone、iPad、MacBookやAir Podsなどのバッテリー交換の料理金がそれぞれ値上がりました。
そのタイミングで我が家のApple製品のバッテリーが悲鳴を上げはじめた。
- iPhone SE2 80%
- iPad Air4 80%(予測)
- AirPods Pro 70%以下(予測)
バッテリーの減りの速さが、体感でもわかるレベルは80%以下だと思います。
Appleのバッテリー値上がりなんて、全く予想だにしていなかったので、完全に油断していました。
使っていてあきらかに減りの速いガジェットは、ストレスの原因にしかなりませんし、外に持ち出す際には、そのストレスが加速するのは火を見るよりも明らかです。
唯一元気なのはMacBook Airのみで、コレのバッテリー交換料金が桁外れに高騰しているので、そこだけは助かりました。
バッテリー交換料金値上がり表
モデル名 | 値上げ料金 |
iPhone(14以降全モデル) | 3,000円 |
iPad Pro / iPad / iPad mini | 3,800円 |
MacBook Ai(全モデル) | 8,200円 |
MacBook / MacBook Pro(全モデル) | 13,700円 |
MacBook Proの値上がりは、見ただけで吐き気をもよおすレベル。
元々のバッテリー交換料金23,800円だったので、3月1日以降は驚異の37,500円!
なんとAirPods Pro第2世代が買えちゃいます。
とはいえ、私のApple製品も全部バッテリー交換をしたら、それ以上の価格がかかってしまうので、本当に全く笑えない状況。
悲劇のApple Care+加入者
今回の値上げで最も悲鳴をあげているのは『期限間近のApple Care+の加入者』です!
それもそのはず、2年間コツコツと毎月500円の料金を払ってきてのにも関わらず、2月末までになんとしても、バッテリー最大容量80%を切らないと値上がりしたバッテリー交換料金+過去のApple Careの料金が重くのしかかってくるからです。
私の知り合いにもその境遇の方がおり、バッテリー最適化のチェックを外し、今も必死になってバッテリー消費に奮闘している日々を送っています。
個人的な主観ではありますが、iPhoneのバッテリーはどういう訳なのか、2年使ってもギリギリ80%を切らないように上手くできており、無償交換時期を過ぎた辺りで突然79%になることが多いように思えます。
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バッテリー交換をする場合
思い切ってバッテリー交換をしようと思った方は早めにAppleストアや正規サービスプロバイダに予約を取ったいいでしょう。
皆考える事は同じでしょうから、2月ギリギリまで待った挙句、やっぱり交換する決意をする方も多くみられると予想できます。
バッテリー交換の際には、事前予約が必要な場合が殆どです。
最寄りのAppleストアもしくは、正規サービスプロバイダへ予約をしてから来店予定日を決めておくことをお勧めします。
Appleストア一覧
- Apple Store 京都店
- Apple Store 心斎橋
- Apple Store 名古屋栄
- Apple Store 銀座
- Apple Store 丸の内
- Apple Store 新宿
- Apple Store 渋谷
- Apple Store 表参道
- Apple Store 川崎
- Apple Store 福岡
Apple正規サービスプロバイダ
- カメラのキタムラ(60店舗)
- ビックカメラグループ(26店舗)
- クイックガレージ(12店舗)
- AND market(1店舗)
格安でバッテリー交換をする場合の注意点
先ほど記載したAppleストア・正規サービスプロバイダ以外で、バッテリー交換をする際には必ず注意が必要です。
正規店と非正規店のメリット・デメリット
正規店 | 非正規店 | |
メリット | Apple Careサービスに対応 | 修理費用が安い |
即日修理が可能 | ||
修理後の保証も有 | ||
デメリット | 保証対象外の場合は高額な修理費用が掛かる | 修理をするとAppleのメーカー保証が切れてしまう |
店舗が限られたエリアのみ | 交換パーツが純正品ではない |
特にiPhone8以降は純正品以外のバッテリーを搭載した場合、バッテリーの最大容量が表示されなくなっています。
もし、今後メリカリなどでiPhoneを販売する予定がある場合は、特に注意が必要です。
『人に売るつもりなんてない!私は最後まで使い潰すんだ!』
という方は、バッテリー消耗が気になり出したタイミングで、非正規店で一度バッテリー交換をしてみるのも良いのかもしれませんね。
ちなみに、私はiPhone7まではAmazonで買い付けたバッテリー交換セットを、自分で交換をしていたので、毎回3000円程度で収まっていました。
比較的簡単にできるので、iPhone SE2のバッテリーがそろそろ限界に感じているけど、コストを抑えたい人は、こちらのセットで試してみるのも面白いかもしれません。
もう一度言っておきますが、こちらのバッテリーを使って交換した際には、
- メーカー保証が切れる
- バッテリー最大容量の表示が消える
- エラー表示される場合がある
以上の点にご注意下さい。
モバイルバッテリーで耐え凌ぐ
バッテリー消耗は少し気になるけど、Apple Care+にも加入していないし、バッテリー交換費用は高すぎるからなるべく避けたい。
という方には、モバイルバッテリーで耐え凌ぐというのも一つの手だと思います。
ここで注意しておきたいのは、最大出力とモバイルバッテリーの容量です。
各種対応W数一覧
ケーブル充電 | MagSafe充電 | Qi充電 | |
iPhone14 Pro Max | 最大27〜30W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone14 Pro | 最大27〜30W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone14 Plus | 最大20〜25W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone14 | 最大20〜25W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone13 Pro Max | 最大27〜30W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone13Pro | 最大27〜30W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone13 | 最大20W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone13 mini | 最大18W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone12 Pro Max | 最大20W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone12 Pro | 最大20W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone12 | 最大20W | 最大15W | 最大7.5W |
iPhone12 mini | 最大18W | 最大12W | 最大7.5W |
iPhone8〜11 | 最大18W | ー | 最大7.5W |
iPhone SE | 最大18W | ー | 最大7.5W |
iPad Pro | 最大30〜45W | ー | ー |
iPad Air | 最大30W | ー | ー |
iPad | 最大30W | ー | ー |
Appleは対応W数は公表していませんので、こちらの数値は有志による検証結果を元に作成しております。感謝
上記の表を見て頂くとわかるように、MagSafe対応iPhoneの場合と、その他MagSafe非対応iPhoneとiPadの場合で、選ぶモバイルバッテリーが変わってきます。
MagSafe対応モバイルバッテリー
もしお使いのiPhoneが12〜14であるならば、MagSafe対応のモバイルバッテリーをオススメしたいです。
充電出力も15W近くあれば、日常使いでは十分だと思いますし、何より使い勝手が良いです。
安心安全のAnkerも良いですが、もしコストを抑えたい場合は、FokimdoのMagSafe対応モバイルバッテリーもおすすめです。
私もこれを使っていますが、今のところこれといった不満点はありません。
ちなみに、MagSafe非対応のiPhoneでもQi充電には対応していますので、どうしてもMagSafeのように使いたいのであれば、マグネットリングを背面に取り付けることで、擬似的なMagSafe充電もどきは可能です。
当然7.5WのQi充電レベルの出力になってしまいますが・・・。
ケーブル充電式モバイルバッテリー
iPadとiPhone両方でも使えるモバイルバッテリーをお探しの場合は下記のポイントが重要になってきます。
- 持ち運びが容易な軽量でコンパクトサイズ
- 10,000mAh以上のバッテリー容量
- PSEマーク(電気用品安全法)がある
その場合はこちらのバッテリーがお勧めです。最大出力25Wで10000mAhと持ち運びするには十分な性能です。
10,000mAhの容量はスマホやタブレットだけではなく、ノートPCでも使える汎用性があります。
容量は5,000mAhと少し少なめですが、そこはサイズ感とトレードオフ。
出力は最大20Wなので充電速度は十分と言えるでしょう。
モバイルバッテリーとしても使えて、コンセントがある場所であれば、ACアダプターとしても使えますので、使い易さだけで言えば他のモバイルバッテリーを凌駕します。
そして何より持ち運びがしやすく、見た目がとても良い人気商品です。
こちらは少し最大出力15WとAnkerのものより多少下がりますが、それ以外はほぼ同等ながら、こちらはストラップにケーブルが付属しているので、持ち運びやすさはこちらが上です。
ストラップのケーブルはLightningケーブル版とTYPE-Cの2種類が容易されており、色々と隙がないモバイルバッテリーです。
個人的に一番のおすすめはこちらのCIOのモバイルバッテリーです。
比較的どこのレビューでも高評価でしたし、何より持ち歩きが容易な上に出力も30Wとなっており、文句の付けようがありません。
バッテリー残量が数値で表示されるのもポイントが高いです。
思い切って買い替えてしまおう
バッテリーの切れ目が縁の切れ目、買い替え時期と言えばそうなのかもしれません。
とはいえ、iPhone・iPadともに値上がりされ、今やなかなか買い替えに踏み込めない人も多いと思います。
だからこそ、バッテリー交換をして延命させるという方法を考えてしまうわけですから・・・。
とりあえず、買い替えをする時の私の考え方ですが、絶対に格下げをしないという事が大前提になります。
例としてiPad Air4を買い替えることを想定して自分なりに考えてみました。
参考データ(2023年1月)
- 現在新品iPad Air5 64GBモデルの金額は92,800円
- メルカリで状態の良いiPad Air4 64GBモデルの金額は68,000〜70,000円
- メルカリで状態の良いiPad Air5 64GBモデルの金額は80,000〜85,000円
- 売りに出すiPad Air4 64GBの販売金額が、値引き対応をした場合も考慮して65,000円
- iPad Air4のバッテリー交換料金は15,000円
もしiPad Air4を売らないとしても、必ずバッテリー交換費用の15,000円は掛かってしまう金額の為、この15,000円は必要経費として考えなくてはいけません。
となると、iPad Air4の売り上げ65,000円に15,000円を上乗せすれば、80,000円は出せる計算になりますので、バッテリーの低下したiPad Air4から、最新のiPad Air5へ買い替える事も不可能ではありません。
確かに同じ中古のiPad Air4を買い替えるのであれば、出資額も抑えられて懐にも優しいのかもしれませんが、バッテリー最大容量のわからない中古のiPad Air4を買うのは、かなりの博打になります。
それに比べて、iPad Air5の場合は販売されてからまだ日も浅いので、バッテリーの心配もありません。
さらにM1チップを搭載しているので性能は格段に上がっています。
もしバッテリー交換費用で悩まれてる方は、実質掛かる15,000円に少し上乗せして、iPad Air5を買ってしまうのもアリなのではないでしょうか?
まとめ
今回大きく3つパターンで、Appleのバッテリー値上げの対策を考えて見ましたが、今の使っているデバイスを、どこまで使うかがポイントになってくると思います。
バッテリー交換をする場合
買い替えすることで、また色々と設定をするのが面倒という方はバッテリー交換を2月中に行いましょう。もちろんお勧めはAppleストアもしくは、Apple正規サービスプロバイダの店舗です。
モバイルバッテリーで凌ぐ場合
モバイルバッテリーでこのまま使い続ける場合は、できるだけ信頼できるメーカーをお勧めします。
同じような性能でコストの低いモバイルバッテリーは沢山ありますが、本当に表記している性能があるか怪しいバッテリーもありますので、心配な方はサクラチェッカーで一度確認してから、購入を検討した方が良いと思います。
思い切って買い替えてしまう場合
買い替える場合は、必ず現在よりも良いもの選択することをお勧めします。
買い替える端末=売り上げ金額(iPhone/iPad) +バッテリー交換費用
あくまでも中古から中古への買い替えにはなりますので、それに対して抵抗があまり無い方向けへの方法になります。
もちろんお金に余裕のある場合は、新品に乗り換えてしまうのが一番だと思います。
もし新製品が良いとお考えであれば、Apple製品は発売当初から1年やそこらでは、中古売却価格もあまり下がりませんので、新発売される時期を狙って買ってみるのも良いかもしれませんね。