スマートグラス元年とも言える時代が到来して久しいですが、ついに「本命」が登場したのかもしれません。Meta社がファッションの象徴Ray-Banと組んで世に送り出したスマートグラスは、多くのアーリーアダプターを魅了しました。
そして2025年夏、Metaは次なる一手として、スポーツとテクノロジーの融合を体現する「Oakley」と正式にタッグを組みました。
その結晶こそが、「Oakley Meta HSTN スマートグラス」。
これは、単なるブランド違いの製品ではありません。Ray-Banモデルのフィードバックを基に、性能を大幅にアップグレードし、あなたの内なるアクションヒーローを呼び覚ますために生まれてきた、全く新しい相棒です。
この記事では、正式発表された「Oakley Meta HSTN スマートグラス」の全貌を、どこよりも詳しく、そして熱く解説します。
- Ray-Banモデルと何が違う?性能を徹底比較!
- 日常を映画に変える「3Kビデオ」と「Meta AI」の実力
- 1日中使える!驚異のスタミナバッテリー
- 【入手困難?】7月11日予約開始の24Kゴールド限定モデル情報
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Ray-Banを超えた?「Oakley Meta HSTN」5つの進化

Metaと、Ray-BanやOakleyを傘下に持つEssilorLuxottica社との提携は継続しています。その中で、なぜ第二弾としてOakleyが選ばれたのか。それは「ファッション」のRay-Banに対し、「アクティブなライフスタイル」を担うOakleyという明確な役割分担があるからです。その思想は、製品スペックに如実に表れています。
① 見たままの世界を映画に!待望の「3Kビデオ録画」
まず最大の進化点は、カメラ性能です。Ray-Banモデルユーザーから最も要望の多かったアップグレードが、ついに実現しました。
新しいOakley Meta HSTNは、高解像度カメラを搭載し、息をのむような3Kビデオでの録画に対応します。
マウンテンバイクで駆け抜けるトレイルの風景、スケートボードで決めたトリックの瞬間、子どもの何気ない日常の輝き。これまでスマートフォンのカメラでは捉えきれなかった、一人称視点の臨場感あふれる映像を、かつてないクオリティで記録できます。まさに、あなた自身の目が見ている世界を、そのまま映画のワンシーンとして保存できるのです。
② まさに「相棒」!最大8時間駆動のスタミナバッテリー

「せっかくの機能も、バッテリーが持たなければ意味がない」。これは、ウェアラブルデバイス永遠の課題です。Oakley Meta HSTNは、この課題にも真正面から向き合いました。
グラス単体でのバッテリー駆動時間は、最大8時間と大幅に向上。さらにスタンバイ状態なら最大19時間持続します。これは、朝家を出てから、夜帰宅するまで、充電を気にすることなく1日中使い続けられるレベルです。
さらに、付属の充電ケースを使えば、外出先でグラスを複数回充電でき、合計で約48時間の駆動を可能にします。週末の小旅行やキャンプでも、バッテリー切れの心配はもうありません。
③ 未来の「Meta AI」でハンズフリーアシスタント体験
ついに、Metaが誇るAIアシスタント「Meta AI」が、あなたの耳元にやってきます。グラスに搭載されたオープンイヤースピーカーとマイクを通じて、ハンズフリーで様々なことが可能になります。
- 「ヘイ、Meta。この看板を日本語に翻訳して」
- 「ヘイ、Meta。ゴルフのグリーンまで、風速はどれくらい?」
- 「ヘイ、Meta。面白いキャプションを付けて、今の動画をInstagramに投稿して」
スマートフォンを取り出すことなく、リアルタイムで情報を得たり、コンテンツをシェアしたりできる。これは、単なる録画デバイスから、生活に密着した真の「パーソナルアシスタント」への進化を意味します。
④ 6つのスタイルと度付きレンズ対応

ベースとなるのは、Oakleyの人気モデル「HSTN」のフレーム。未来的ながらも洗練されたデザインは、スポーツシーンからタウンユースまで、あらゆるファッションにマッチします。
6種類のフレームとレンズカラーの組み合わせが用意されており、自分のスタイルに合わせて選べるのも魅力です。もちろん、全てのモデルで度付きレンズに対応可能。視力矯正が必要な方も、諦める必要はありません。
⑤ 【7月11日予約開始】Oakley50周年記念!24Kゴールド限定モデル
そして、ガジェット好き、コレクターの心を最も揺さぶるのが、この限定モデルの存在です。最初のモデルとして、Oakleyのデザイン50周年を記念した特別版がリリースされます。
- 製品名: 限定版 Oakley Meta HSTN
- 特徴: ゴールドのアクセント、24K PRIZM偏光レンズ
- 価格: 499ドル
- 予約開始日: 2025年7月11日(日本では発売は未定
Oakleyが誇る最高のレンズテクノロジー「Prizm」に、24金の輝きを纏ったこのモデルは、まさに芸術品。間違いなく入手困難になることが予想されます。我こそはと思う方は、7月11日をカレンダーに刻み込み、予約戦争に備えましょう。
なお、通常モデルのコレクションは、今夏後半に発売予定で、価格は399ドルからとなっています。日本での発売は未定ではありますが、Ray-Banの方は発売されているわけですから、ここはワンチャンありそうではありますね。

まとめ
「Oakley Meta HSTN スマートグラス」の衝撃的な進化点を、最後にもう一度まとめます。
- カメラ: 臨場感あふれる3Kビデオ録画に対応
- バッテリー: 単体で最大8時間、ケース込みで約48時間駆動
- AI: ハンズフリーで生活をサポートするMeta AIを搭載
- デザイン: Oakley HSTNをベースにした6つのスタイル(度付き対応)
- 限定版: 7月11日より、24Kゴールドの50周年記念モデルが予約開始
Ray-Banモデルの登場で、スマートグラスは「面白いガジェット」の段階に入りました。そして、このOakleyモデルの登場により、いよいよ「実用的なライフスタイルギア」の領域へと足を踏み入れます。
向上したスペック、実用的なAI、そしてOakleyが長年培ってきた最高のデザインと装着感。これだけの要素が揃えば、もう「様子見」をしている場合ではないかもしれません。
