透明デザインとGlyph Interfaceでスマートフォン市場に新風を吹き込んだ「Nothing」。その待望の次世代フラッグシップモデル、「Nothing Phone (3)」に関する最新情報が飛び込んできました。

同社CEOのカール・ペイ氏自らが、そのデザインの一部をティーザー公開！ 2025年7月の発売が予定されるこの最新鋭機は、一体どのような進化を遂げるのでしょうか？

記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓

あわせて読みたい

【未来先取り】iPhone 19でついに”ノッチ消滅”!? 2026年iPhone 18は画面下Face ID搭載？驚... 「次のiPhone、どんなデザインになるんだろう？」 毎年、この時期になると世界中のAppleファン、そしてガジェット好きが胸を躍らせる話題ですよね。特にiPhone Proシリ...

登場するたびに、その革新的なデザインと独自のユーザー体験で世界を驚かせてきたNothing。Phone (1)、Phone (2)と着実にファンを増やしてきた彼らが、満を持して送り出すであろう「Phone (3)」。単なる後継機ではなく、「正真正銘のフラッグシップ」と銘打たれた本作は、私たちのスマートフォンに対する常識を再び覆してくれるのでしょうか？

CEOカール・ペイ氏によって僅かに明かされたその姿は、早くもガジェットファンの心を鷲掴みにしています。さあ、謎に包まれたNothing Phone (3)のベールを、一枚ずつ剥がしていきましょう。

ティーザーとCEOの発言から紐解くPhone (3)の正体

発売は2025年7月！「真のフラッグシップ」宣言

まず確定的な情報として、Nothing Phone (3)は2025年7月に発売される予定です。具体的な日付はまだ発表されていませんが、夏のスマートフォン市場を賑わす存在となることは間違いありません。

そして最も重要なのは、カール・ペイ氏がPhone (3)を「正真正銘のフラッグシップ機」と位置づけている点です。これは、これまでのモデルがミドルハイレンジ〜ハイエンドに位置づけられていたのに対し、Phone (3)ではパフォーマンス面で一切の妥協をしないという決意表明と受け取れます。

最新かつ最高クラスのハイエンドSoC（System on a Chip）が搭載され、処理能力、グラフィック性能、AI性能の全てにおいて、前モデルから飛躍的な向上が期待されます。

デュアルトーンと謎の「点字ボタン」

ﾜﾛﾀw

今回公開されたティーザー画像で最も注目すべきは、そのデザインの断片です。

• デュアルトーン仕上げ
  像からは、本体側面が2つの異なる質感や色合いで構成されているように見えます。これは、NothingのサブブランドであるCMF by Nothingから登場した「CMF Phone 2 Pro」で採用されると噂される仕上げと類似しており、Nothingブランド全体でデザイン言語の共有が進む可能性を示唆しています。プレミアム感を強調するというペイ氏の発言とも一致し、より洗練された外観が期待されます。
• 点字のようなボタン
  ティーザーには、表面に凹凸のあるボタンが映っています。これが「点字のようなテクスチャ」と表現されており、デザイン的なアクセントなのか、それとも視覚に頼らずともボタンを識別できるユニバーサルデザイン的な意図があるのか、憶測を呼んでいます。触感に訴えるデザインは、Nothingの得意とするところであり、非常に興味深いポイントです。

Glyph Interfaceは進化するのか？

Nothing Phoneの象徴とも言える背面の「Glyph Interface」。LEDライトが光ることで通知や着信を直感的に知らせるこの機能は、Phone (3)でも当然搭載されるでしょう。

今回のティーザーでは言及されていませんが、これまでのモデルチェンジと同様に、LEDの配置やパターン、機能性がアップデートされる可能性は高いと考えられます。より多くの情報を、よりスタイリッシュに伝えられるインターフェースへと進化するのか、注目が集まります。

価格はフラッグシップ級へ！Galaxy S24と真っ向勝負

カール・ペイ氏は、Phone (3)の価格が約800ポンドになると明言しています。これを現在のレートでドル換算すると約1,078ドル（1ドル=約157円換算で約169,000円 ※為替レートにより変動）となり、前モデルPhone (2)の発売価格629ポンド（約848ドル）から大幅な値上げとなります。たっかｗｗｗｗ

この価格帯は、Samsungの「Galaxy S24」シリーズなど、現在の主要なフラッグシップスマートフォンと直接競合することを意味します。価格上昇は、前述のハイエンドSoC搭載やプレミアムなボディの採用によるコスト増を反映したものと考えられますが、Nothingがこの激戦区でどのような価値を提供し、ユーザーに選ばれるのか、その戦略が問われることになります。

ソフトウェアの鍵は「AI統合」？

ペイ氏は、Phone (3)においてソフトウェアに重点が置かれることも示唆しています。現在のスマートフォントレンドを考えれば、これは間違いなく「AI（人工知能）機能の統合」を指している可能性が高いでしょう。

Nothing OSは、そのシンプルさとカスタマイズ性で評価を得ていますが、ここに独自のAI機能がどのように組み込まれるのかは大きな関心事です。単に既存のAIサービスを統合するだけでなく、NothingらしいユニークなAI体験（例えば、Glyph Interfaceと連携したAI通知など）が提供されるのか、期待が高まります。

まとめ

Nothing Phone (3)に関する断片的な情報は、我々の期待を大きく膨らませてくれます。「真のフラッグシップ」としての性能向上、より洗練され、触感にも訴えるであろう新しいデザイン、そしてAIとの融合。Nothingが次に示すスマートフォンの未来像は、非常に刺激的です。

一方で、800ポンドという価格設定は、これまでNothingが築いてきた「コストパフォーマンスの高さ」というイメージからの転換を意味します。この価格に見合うだけの圧倒的な性能、デザイン、そして独自の体験を提供できるかが、Phone (3)の成功を左右する最大の鍵となるでしょう。

まだ多くの謎を残すNothing Phone (3)ですが、カール・ペイ氏は「今後数日中に」さらなる詳細が明らかになる可能性を示唆しています。2025年7月の発売に向けて、私たちはNothingから目が離せません。ミニマルでありながら革新的、そしてユーザーに寄り添う。そんなNothingの哲学が、この新しいフラッグシップ機でどのように表現されるのか、楽しみに待ちたいと思います。