今秋決着!楽天モバイルさん念願のプラチナバンドの獲得なるか?今更聞けないプラチナバンドと現在の状況を解説

楽天モバイルがプラチナバンドの獲得なるか!っというニュースが最近出回っていたので、楽天モバイル契約者の私としては、聞き逃せない情報なので、色々とまとめてみました。

本記事のポイント

  • 楽天モバイルがどうしても欲しいプラチナバンドとは
  • 楽天モバイルが狙う700MHz帯について
  • 700MHz帯は、広いカバー範囲を持ち、通信が難しい地域でも通信が可能
  • もし楽天モバイルがプラチナバンドを手に入れた時に変わること
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プラチナバンドとは

プラチナバンドとは、インターネット回線の速度が非常に高速なことを指す表現の一つです。一般的に、インターネットサービスプロバイダー(ISP)が提供する回線速度の中でも、最も速いクラスに属する回線を指します。

ただし、ネット回線のプラチナバンドという表現自体は、公式的な認定制度ではありません。あくまでも市場における俗称的表現であり、各社が独自に設定している回線速度のクラス分けの中で、最も高速な回線を指す場合が多いです。

例えば、日本の主要なISPであるNTTドコモが提供する光回線サービス「ドコモ光」では、「ドコモ光 ギガライン」がプラチナバンドに相当するとされています。また、ソフトバンクが提供する「SoftBank Air」の最高速度プラン「Airプレミアム」も、プラチナバンドに相当する回線速度を提供しています。

このように、ネット回線のプラチナバンドは、各社が提供する高速回線の中でも最上位に位置する、非常に高速な回線を指す表現です。

要約すると・・・

  • プラチナバンドとは、非常に高速なインターネット回線を指す表現の一つである。
  • ISPが提供する回線速度の中でも、最も速いクラスに属する回線を指す。
  • プラチナバンドという表現は、公式的な認定制度ではなく、市場における俗称的表現である。
  • プラチナバンドは、各社が提供する高速回線の中でも最上位に位置し、非常に高速な回線を指すのが特徴である。

楽天の回線状況とは

楽天モバイルが割り当てられている帯域は、1.7GHz帯と3.5GHz帯です。これらの帯域を利用した4G LTE通信サービスを提供しています。

1.7GHz帯は、NTTドコモやau(KDDI)などの他の携帯電話会社でも利用されている帯域で、広いカバー範囲と高速通信が特徴です。一方、3.5GHz帯は、比較的短い距離での通信に向いており、高速通信を実現することができます。また、3.5GHz帯は、5G通信にも利用される帯域の一つです。

楽天モバイルは、これらの帯域を利用した4G LTE通信サービスの提供に加えて、独自の無線LANサービス「楽天モバイル Wi-Fi」の提供も行っています。楽天モバイル Wi-Fiは、楽天グループが保有するWi-Fiアクセスポイントを活用して、高速なインターネット接続を提供するサービスです。

とはいえ、非常に強力な1.7GHz帯というのは、KDDIから借りている帯域となっています。なので、実質楽天がモバイルが所有しているのは、3.5GHz帯のみとなります。

要約すると・・・

  • 楽天モバイルが利用している帯域は、1.7GHz帯と3.5GHz帯です。
  • 1.7GHz帯は、広いカバー範囲と高速通信が特徴であり、NTTドコモやau(KDDI)など他の携帯電話会社でも利用されています。
  • 3.5GHz帯は、比較的短い距離での通信に向いており、高速通信を実現することができます。また、5G通信にも利用される帯域の一つです。
  • 楽天モバイルは、これらの帯域を利用して4G LTE通信サービスを提供しています。
  • 実質的には、楽天モバイルが所有している帯域は、3.5GHz帯のみであり、1.7GHz帯はKDDIから借りている帯域となっています。

絶対に欲しい700MHz帯とは?

700MHz帯とは、700MHzの周波数帯を利用した無線通信サービスを提供するために、各国が割り当てている帯域のことを指します。

日本国内では、この700MHz帯は、2022年3月31日まで地上デジタル放送を行っていた帯域であり、2024年からは携帯電話事業者による5G通信サービスに利用されることが決定しています。

700MHz帯は、広いカバー範囲を持ち、建物内部や山間部など、電波の到達しづらい地域でも通信が可能になるとされています。また、低周波数であるため、通信による電波干渉の影響を受けにくく、高速通信を実現することができます。

日本では、2020年に政府が策定した「第5世代移動通信システム(5G)の推進に関する指針」に基づき、5G通信サービスを展開するための周波数帯域の整備が進められています。その中で、700MHz帯は、5G通信に利用するために、地上デジタル放送からの移行が行われることになりました。

要約すると・・・

  • 700MHz帯は、700MHzの周波数帯を利用した無線通信サービスの帯域である。
  • 700MHz帯は、広いカバー範囲を持ち、通信が難しい地域でも通信が可能である。
  • 低周波数であるため、電波干渉の影響を受けにくく、高速通信が実現できる。

つまり最強な帯域であり、ここを取るか取らないかでキャリアの優劣が決まるほどである為、楽天としてはどうしても欲しい帯域になるわけです。

2023年秋に700MHzの新規割当てついて

日本の総務省が、携帯電話用の周波数帯域を再割当てするための検討を進めている中で、NTTドコモが提案した700MHz帯の新帯域(3MHz幅×2)が実現可能かどうかが検討されました。

報告によれば、新帯域は携帯電話で利用可能だが、ラジオマイクや地上デジタル放送との干渉を避けるため、基地局の配置を緻密に行い、端末出力を抑制する必要があるとされています。このため、楽天などが新帯域を利用して広域エリアの構築を狙う場合、使いやすい帯域とはなりにくい可能性があるとされています。

そしてその割当てについて、当然即座に反応する楽天モバイルさんがこちらである。

楽天のコメント

当社は、参入当初より「携帯市場の民主化」を掲げています。国内における公平な競争環境ならびに通信ネットワークの構築・整備のため、つながりやすいモバイル通信サービスを実現する上で欠かせない周波数であるプラチナバンドを新規参入事業者に対しても早期に割当ていただきたく、総務省内の電波政策に関する各種議論に参加しています。当社としては、「移動通信システムの周波数利用に関する調査」において、プラチナバンドの新たな選択肢になりうる700MHz帯の3MHzシステムに対する早期の割当てを希望させていただきました。プラチナバンドを割当ていただいた場合には、当社のネットワーク技術および既存の当社基地局サイトを活用し、柔軟かつコストを抑えた効率的な基地局設置を行い、お客様に安定的かつ高品質なサービスを提供していきたいと考えております。

『国内における公平な競争環境』っというところに、全てが集約されていると感じましたね。可哀想過ぎて泣ける!

新規割当て帯域の注意点

もし仮に楽天モバイルに700MHz帯が割当てられたとしても、かなり注意が必要です。

というのも、この新しい割当ての帯域は従来の帯域とはかなりの違いがあります。

この図でわかるように、ちょっとコレは・・・完全に可哀想だからこれあげるよ言われたような、みそっカスのような余り部分である。

しかしコレでも楽天モバイルはアリなのです!なぜなら、これを手に入れたことで堂々とこのような広告が打てるからです。

楽天モバイルがプラチナバンドを手に入れるとどうなる?

テレビ視聴の需要が下がった現在。テレビ局が抱える帯域を整理して、通信業者に割り振った方が、世のため人のためと思えるのは私だけで無いはず・・・・

ちなみに、もし楽天モバイルが貧弱とはいえ、名目上プラチナバンドを手に入れた場合、非常に困るのは大手キャリアではなく、MVNOを生業としている企業です。

MVNOは大手3キャリアから回線を借りて営業をしています。そのウリとしてはなんといっても、大手キャリアの通信環境+お手頃な料金です。

そこに楽天モバイルの低価格帯+データ容量無制限に、(一応)プラチナバンドが加わると、2980円の料金でさらには、プラチナバンドでデータ容量無制限という、MNMOのウリであるところ全ての上位互換となってしまいます。

今のところMVNO群雄割拠は、一応は沈静化している状態ですが、今年秋の動き次第では、各社の料金体系やサービスに色々と変更が予想されますね。

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