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縦長化の一途をたどってきたスマートフォン市場で、異例の「原点回帰」が起きようとしています。中国Oppoが開発中とされる新型スマートフォンは、アスペクト比16:9のワイドディスプレイと、極限まで削ぎ落とされた約1mmの超狭額縁ベゼルを採用する見通しです
SNSのタイムライン閲覧に最適化された縦長画面全盛の今、あえて動画の黄金比率に舵を切る狙いはどこにあるのか。単なる懐古趣味にとどまらない、明確な勝算が浮かび上がってきます。
著名リーカーのDigital Chat Station氏が明かした情報によると、開発中の端末は折りたたみ式ではなく、板状のストレート型。四辺すべてのベゼル幅を約1mmに抑え込み、前面のほぼすべてを表示領域が占める構造です。
ワイド画面を巡っては、先行するファーウェイが16:9.5比率・1.05mmベゼルの「Pura X View」を中国市場に投入し、話題をさらいました。これに対しOppoが選択したとされる16:9は、Pura X Viewよりわずかに横幅を抑えつつ、世界標準の動画フォーマットに完璧に合致します。
現在の主流である19.5:9や20:9の端末で横向き動画を再生すると、左右に太い黒帯が生じ、せっかくの大画面を活かしきれません。一方で16:9パネルなら、YouTubeや配信ドラマ、アニメの映像が画面の隅々まで隙間なく広がります。2017年頃まで当たり前だったこの比率を、当時とは比べものにならない最新の狭額縁技術でリマスターする試みと言えます。本体幅が広がるデメリットも、1mmという極薄ベゼルがあれば片手でのホールド感をギリギリまで損なわずに済むはずです。
もっとも、開発段階での紆余曲折も透けて見えます。同氏が5月時点でリークした情報では、端末名は「Reno X」と呼ばれ、さらに横に広い16:10パネルが想定されていました。試作を重ねる中で、持ちやすさと動画への親和性を天秤にかけ、最終的に16:9へ着地したとみるのが自然でしょう。
Source:Weibo


