モバイルバッテリーを持ち歩く日常を過去のものにする1台が、新興国市場から姿を現した。Vivoが新たに発表した「Vivo Y32」は、一般的なスマートフォンの約1.5倍から2倍に迫る8,000mAhもの超大容量バッテリーを積みながら、厚みを8mm台に抑え込んだ異例の4Gスマートフォンだ。
画面は6.87インチの大画面。解像度こそHD+相当(1,592×720ピクセル)に割り切っているものの、120Hzの高速リフレッシュレートに対応し、直射日光下でも視認性を保てる最大1,300ニトの輝度を確保した。プロセッサには6nmプロセスのUnisoc T7300を採用。4GBまたは6GBのメモリと128GBのストレージを備え、microSDカードによる最大2TBまでの拡張もカバーする。
この端末の真価は、徹底した割り切りの美学にある。あえて5Gを追わず、ディスプレイの解像度を抑えめに設定したことで、ただでさえ規格外な8,000mAhバッテリーのスタミナを極限まで引き延ばす構造だ。重厚長大になりがちな大容量モデルでありながら、重量を約230g、厚みを最薄部8.69mmに収めたボディ設計の巧みさも見逃せない。44Wの急速充電に対応しているため、大容量ゆえに充電が終わらないという弱点もしっかり潰してきた。

さらに実用性を底上げしているのが、IP68にとどまらず高圧洗浄にも耐えうるIP69の防塵防水性能だ。背面の5,000万画素メインカメラ、ステレオスピーカー、側面指紋センサーと、日々の道具として必要な機能に抜かりはない。
充電環境が限られる過酷な現場や長時間の移動において、スペックシート以上の頼もしさを発揮するのは確実だ。価格は未発表ながら、エントリー寄りのYシリーズである以上、手に取りやすいプライスで投入される可能性は極めて高い。
過剰な処理能力競争とは一線を画し、電池持ちとタフネスという根源的な安心感に振り切ったVivo Y32。新興国向けに留まらず、災害対策やサブ機需要としても注視したい骨太なモデルだ。
Source:Vivo


