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Apple初の折りたたみスマートフォン「iPhone Ultra」の足音が近づく中、早くも2年先の未来が透けて見えてきた。
初代モデルの発売をわずか1カ月後に控えたこのタイミングで、第3世代にあたる「iPhone Ultra 3」のディスプレイ大型化に関する情報が海外から飛び込んできた。未発表デバイスの噂が先行するのはAppleの常とはいえ、初代の全貌すら公式に明かされていない段階で、2世代先のロードマップが語られるのは極めて異例の事態だ。
長年業界で囁かれ続けてきたApple製フォルダブル。その記念すべき初代モデルの姿は、これまでの度重なるリーク情報によってすでに明確な輪郭を帯びている。
現時点での有力な情報によれば、初代「iPhone Ultra」は外側に5.5インチ、内側にアスペクト比4:3の約7.8インチディスプレイを搭載する見込み。これは先日発売されたばかりの競合機、サムスンの「Galaxy Z Fold 8」と非常に近いサイズ感だ。約1,899ドルというプレミアムな価格設定の市場において、Appleが先行するGalaxy Z Foldシリーズを明確な仮想敵と定め、まずは王道のサイズ感で真っ向勝負を挑む意図がはっきりと読み取れる。
閉じた状態では5.5インチという取り回しの良いコンパクトなスマートフォン。そして開けば、広々としたタブレットクラスの作業領域が出現する。この絶妙なパッケージングは、価格の壁を越えて多くのユーザーを魅了する最適解となるはずだ。

しかし、Appleの開発陣の視線はすでにその先へと向かっている。
ブルームバーグの著名記者であるマーク・ガーマン氏の最新レポートによれば、再来年の登場が見込まれる「iPhone Ultra 3」では、外側と内側の両ディスプレイがさらに大型化されるという。不思議なことに、来年展開されるであろう第2世代モデルでのサイズ変更については一切言及がない。
具体的な寸法こそ未知数だが、ここから見えてくるのはAppleのしたたかな中長期戦略。
折りたたみ市場で後発となるAppleは、まず初代モデルで「携帯性」と「大画面」の確実なバランスを提示し、様子見を決め込んでいたユーザー層を一気に刈り取る。そして数年後、折りたたみというフォームファクターが一般化し、消費者がよりリッチな映像体験や高度なマルチタスクを求め始めたタイミングを見計らい、一気に画面を大型化させる。
それは単なるスペックアップではない。自社のiPad miniの存在意義を脅かすリスクを背負ってでも、iPhone Ultraを究極の「オールインワン端末」へと進化させる強烈なメッセージ。
発売まで2年以上を残す現段階では、この野心的な大型化計画が途中で軌道修正される可能性も十分にある。サプライチェーンの都合や、初代モデルの市場リアクション次第で計画はいくらでも変動するだろう。
Source:Bloomberg

