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初代モデルの登場以来、長方形のディスプレイにデジタルクラウンというアイコニックな姿を維持し続けてきたApple Watch。その不変のスタイルに、いよいよ大きな転換期が訪れようとしている。直近の報道によると、Appleは丸型ディスプレイを採用したモデルや、画面を一切持たないディスプレイレスモデルなど、まったく新しいフォームファクターの実験を社内で進めているという。
今年登場が見込まれるApple Watch Series 12やApple Watch Ultra 4は、プロセッサの強化を中心とした堅実なマイナーチェンジにとどまる見通しだ。一方で、Appleの視線はすでにその先を捉えている。超軽量かつ高耐久なセラミックケースを採用した新たなプレミアムモデルの復活に加え、既存のラインナップを根底から揺るがす挑戦が水面下で進行中だ。
注目の筆頭は、やはり円形ディスプレイの採用だろう。現在市場を席巻しているクラシックなアナログ腕時計の佇まいに近づけることで、これまでスマートウォッチ特有の角型デザインを敬遠してきた層を一気に取り込む狙いが透けて見える。
さらに興味深いのが、画面を排したウェアラブルデバイスの模索だ。これはフィットネスやヘルスケアのトラッキングに特化したWhoopやGarminといった競合に対する明確な対抗策と言える。画面通知処理やアプリ操作はiPhone側に委ね、本体は睡眠ログや生体データの取得に徹底集中させる。過剰な画面通知に疲弊したユーザーへ、新たな選択肢を提示するアプローチだ。
こうした大幅な刷新がいつ市場へと投入されるかはまだ未知数だ。しかし、スマートウォッチ市場が成熟期を迎えるなか、Appleが提示する次なる一手は単なるスペック勝負にとどまらない。ウェアラブルの概念そのものを再定義するゲームチェンジャーとなる可能性を大いに秘めている。
Source:Bloomberg


